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Mt.Goxのビットコイン消失事件について

2014年3月7日から10日までの3日間で東京のビットコイン取引所であったMt.Gox(マウントゴックス)から400億ドル相当のビットコインが消失した事件がありました。


仮想通貨のリスクをもろに露呈した事件で、ビットコインの信頼度を著しく低下させる事件でした。


真相はまだはっきりしていませんが、外部からのサイバー攻撃で、ビットコイン取引所BTC-eの運営者のひとりとして知られるアレクサンダー・ヴィニクという男が、大規模マネーロンダリングを組織的に行ったとギリシャ警察の共同声明は述べたようです。(2017年7月27日未明)


ビットコインの独自調査機関WizSecによると、ヴィニクがマウントゴックスからビットコインを盗み取るために同社のホットウォレット秘密鍵を2011年に不正入手し、2013年までに紛失額とされるBTCのうち63万BTCを同社から盗み取り、更にホットウォレットに不正アクセスした影響でマウントゴックスのシステムに不具合が生じ、4万BTCの誤差が生じたそうです。


WizSecはビットコインの行方についてもすべて明らかにしています。

つまりマウントゴックスから送信されたビットコインはヴィニクの個人ウォレット、BTC-eへ渡り、BTC-eへ渡った分は換金されマネーロンダリングを経て現金化されたそうです。


当時マウントゴックスの社長(CEO)だったマルクカルプレス氏が横領を疑われ現在公判中ですが、今後どういう進展があるのか目が離せないところです。


他にもビットコイン取扱業者であるflexcoin(フレックスコイン)なども、ハッキングの被害にあいサービスを停止する事件がありました。



これらの事件から分かることはビットコインに限らず仮想通貨は非常に脆い一面を持つということです。

現実にはない通貨ですので、その運用には十分気をつけたいところです。


またサイバー犯罪である限り必ず追跡調査されますので、やる方も犯罪覚悟のリスクが必要です。

特にビットコインの流通は全てが記録されますからね。


いずれの事件もビットコインのシステムそのものに問題があるわけではないので、今のところは安心してお使いできる感じです。
 

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