ついていけないボード

大分暖かくなってきた今日この頃ですが、風が強く花粉が飛んでいるようで目がかゆいです。

薬局へ行って花粉症の症状を抑える目薬を買おうと、店員におすすめを効いてみましたが、一番高いのをすすめられました。

なんでもテレビでも宣伝し、医師も処方していて、とにかく一番効くみたいです。

大体1500円くらいでした。

一番安いのは500円くらいだったのですが、比べてみたら成分も効能もほとんど同じだったので、一番安いのを買いました。

実際によく効く薬でした。

店側は儲けるため、なるべく高いのを買わせようとしますが、目薬自体はどれも効き目は同じという感じがします。

 

ポーカーは時にはいいハンドでも、フロップによってはフォールドしなければならない時があります。

今回はそのような例を見ていきたいと思います。

 

プレイ($0.08/0.16)

プリフロップ $0.24

U

H

C(私) J♣、J♥

D

S

B

アンダーザガンが$0.48でオープンしました。

ハイジャックはフォールドし、アクションは私に回ってきました。

ポケットJは現状では確かに強いハンドですが、ボードのQ以上のカードが落ちると決してえばれたハンドでもありません。

言わば強そうに見えてあまり強くないハンドなのです。

実際にポケットJは大負けしたことはあるけど、あまり勝ったことのないハンドです。

私は$1.92へ引き上げましたが、これは相手をフォールドさせたいというのと、ついてくるならそれなりの強いハンドであるということを確認したいからです。

他の三人はフォールドし、アンダーザガンだけがコールでついてきました。

 

フロップ $4.08 T♠、A♣、Q♠

私はこのボードを見て終わったと思いました。

ストレートドローにはなりましたが、オーバーカードが2枚もあります。

アーリーポジションからオープンして12bbにコールしたということは、ブロードウェイカードを持ていることが十分に考えられ、このフロップにかなり強烈にヒットしてそうです。

またストレート或いはフラッシュドローも見えて、激しいセミブラフをしてこないとも限りません。

相手は$1.92をベットしてきましたが、私はフォールドせざるを得ませんでした。

2014.3.21

 

ここでもし相手がまともなプレイヤーだったと仮定します。

相手はAかQがヒットしていると仮定して、私のアウツはJが2枚、Kが4枚の計6枚と仮定します。(しかし実際はJが落ちると相手にストレートの目もあるため、Jはアウツでないかもしれない。)

4倍の法則によれば、私の勝率は24%です。

もし私がフラッシュドローを装いますと、相手が♠を持っていないと仮定したとすると、残り11枚あります。

ブラフカードを含めますとアウツは最大で17枚となり、4倍の法則で勝率は68%となります。

サンプル数が少なくて相手がどんなプレイヤーか分らないためフォールドしましたが、相手がまともなプレイヤーだとしたらここはフロートするのもあったと思います。

Q,QとK,Kのプリフロップオールイン勝負

ポーカーと同じようにスキルと運がものをいうゲームに麻雀がありますが、あなたはどちらが得意ですか。

私は両方やりますが、どちらかといいますと麻雀の方が得意です。

麻雀の方がポーカーより金の移動が激しくなく、打牌の選択の余地やポンやチー等で選択がポーカーより多いからです。

ポーカーの場合ですと、めくるカードによって一気に運命が決定づけられてしまうためギャンブル的要素は強いと思います。

しかしそれがゆえに一瞬で勝負に決着がつき、大きく勝ち越すこともありますからやはりポーカーには麻雀にない魅力があるのですね。

いろいろなポーカーの本を読み漁り、世界のトップクラスのポーカープレイヤーのプレイを勉強したいと思っています。

 

プレイ($0.08/0.16)

プリフロップ $0.24

U

C

D(私) $15.76 K♦K♥

S $20.58

B

ディーラーでポケットKで、この上ない状況です。

しかし残念なことにアンダーザガンとカットオフはフォールドしてしまいました。

私は$0.48で通常ベットしました。

すると嬉しいことにスモールブラインドにアクションがあり、$1.28へ引き上げてくれました。

ビッグブラインドはフォールドし、アクションは再び私に戻ってきました。

この状況でスリーベット喰らったら、私は必ずオールインすることにしています。

いたずらにフロップ以降のカードを見にいって、Aが落ちたらアクションが難しいものになるからです。

相手のハンドがもしA、Xでしたらオールインにコールするでしょうか?

普通ならできないはずです。

私はポケットAやKでしたら、プリフロップでオールインするようにしています。

現状勝っていそうなら逆転の余地は与えず、まくらせないというのが基本方針です。

大きく負ける可能性を残すよりも、小さく勝つ方がいいですからね。

それでもコールしてくれば勝率の高い自分に分があるということです。

もし相手がポケットAならしょうがないというところです。

しかしそれでも1/5の勝率はあります。

私はオールインしました。

相手は小考していましたが、オールインコールを受けて立ってきました。

 

ショーダウン $31.68

相手はQ♠、Q♦を見せました。

ボードに状況が変わるようなカードは落ちずに、そのまま私がポットを獲得しました。

2014.3.20

 

私が相手の立場だったらどうだったのか興味があるところです。

オールインとオールインコールは違います。

前者にはフォールドエクイティがあるのに対して後者はありません。

しかしポケットQでオールインコールに応じないというのも考えものです。

その時はHUDの値で判断することにしています。

アグレッシブなプレイヤーに対しては参加ハンドレンジも広いと予測できますのでコールしますが、タイトプレイヤーにはフォールドしても悪くありません。

Q、Qとはそのようなハンドです。

勝てる時いかにポットを大きくするか

来月からいよいよ消費税率が8%になってしまいます。

ですので今月はパソコン買ったりエアコン買ったり、バックや財布を買ったりと随分と、随分と買い物をしてしまいました。

お陰で封筒に入れておいた一万円の束が随分と薄くなったような気がします。

しかし消費税率のアップは嫌ですね。

 

プレイ($0.08/0.16)

プリフロップ $0.24

U

H

C

D(私)T♦T♥

S

B

アンダーザガンからカットオフまでフォールドし、アクションは私に回ってきました。

ディーラーの私は$0.48でオープンします。

スモールブラインドがコールしビッグブラインドはフォールドしました。

 

フロップ $1.12 4♠、6♣、T♣

相手はチェックをしました。

セットになりましたが、こういう状況では私は必ずベットすることにしています。

もし相手が♣を2枚持っていればドローを引かせる代償を与えられるし、何かがヒットしているかオーバーペアならポットを大きくすることができるからです。

私は$0.86をベットしました。

相手はコールしてきました。

 

ターン $2.84 4♥

相手はまたまたチェックしてきました。

4♥では恐らく状況は変わっていないと思います。

フロップでコールしてきたということは、フラッシュドローの可能性も少なくありません。

私は$2.46をベットしました。

相手はコールしてきました。

 

リバー $7.76 J♠

これも相手はチェックしてきました。

恐らく状況は変わっていなそうです。

私はオールインしたかったのですが、相手はドローを失敗したのかもしれません。

ここは$5.46をベットしました。

相手はコールしてきました。

 

ショーダウン $18.68

相手は8♠、T♠を開き私がポットを獲得しました。

2014.3.19

 

このプレイではいかにポットを大きくするかがポイントです。

フロップはともかく、ターンではポットサイズを撃ち、リバーではポットオーバーサイズでも良かったかもしれません。

 

私がTを2枚持っているため、まさか相手がTを持っているとは思いませんでしたが、トップヒットなら確かにフォールドしにくい場面ではあります。

私が相手だったら、間違いなくフロップではポットサイズに近いベットを撃っていったと思います。

それで強いアクションが返ってくるようだったら、Tのトップヒットではもう諦めるべきハンドだったと思います。

こちらの方がロスを小さくできますからね。

ミドルポケットペアでアーリーポジションからプレイする難しさ

ポーカーはよくお金の動くゲームです。

互いにいい手ができるとオールイン勝負までいってしまうことも珍しくないですしブラフベットにしろ、やっていると本物のお金を賭けているという感覚が無くなってきます。

これがポーカーの恐ろしいところですね。

 

昔武装ポーカーというジョジョの奇妙な冒険の作者荒木飛呂彦氏が書いた漫画がありますが、主人公と対戦相手は最後にお金は勿論、自分の身を守る拳銃まで賭けてしまいます。

中々奇抜なストーリーで印象に残っていますが、歯止めなく賭けてしまうポーカーというゲームにその頃から魅力を感じていました。

 

実際にカジノのポーカーはバイイン(テーブルに持ち込む金額)があるためそれがオールインの上限になりますが、それにしても行ったり来たりと本当によくお金の動くゲームです。

やり慣れていないと、バンクロールの上下に精神がついていけないと思います。

 

プレイ($0.08/0.16)

プリフロップ $0.24

U(私)9♣、9♦

H

C

D

S

B

私はテキサスホールデムではポジションの悪いところでプレイするのが嫌いで、アンダーザガンからプレイするのはできるだけ避けたいと考えています。

しかし9のポケットペアではフォールドするハンドでもなく、$0.48でオープンしました。

これに対してハイジャックとディーラーがコールでついてきました。

 

フロップ $1.68 5♠、5♦6♥

多人数参加でポジションが悪く、アクションが難しいところですが、このフロップは悪くなく現状では勝ってそうです。

私は$1.46をベットしました。

Hはフォールドし、Dは$3.2へレイズしてきました。

これまた難しい選択です。

これですからポジションの悪い位置でのプレイは苦手なのです。

相手はオーバーペアかもしれませんし、何とも言えないところです。

私は渋々コールしました。

 

ターン $8.08 T♥

ついにオーバーカードが落ちてしまいました。

これはギャンブルですが、私は$4.26をベットしました。

すると相手はフォールドしてくれました。

私は何とかポットを獲得することができました。

2014.3.18

 

結構際どいプレイで、フロップではコールではなく3ベットしていくのもあったと思います。

多分そちらの方がいいと思いますが、これが中々怖くてできないのですよね。

ポケットハンドが9ではフロップでセットにでもならない限り、あまりポットを膨らませたくないというのが本音です。

しかし3ベットする方がターンでベットしていくよりも、ベット金額が少なくて済んだと思います。

それでもレイズが返ってきたら、今度こそフォールドすればいいのですからね。

見抜かれたブラフ

こないだは将棋の電王戦を観ていました。

 

電王戦とはコンピューター対プロ棋士が5対5で指す棋戦のことです。

前年はコンピューターの3勝1敗1持将棋と、コンピューターが勝ち越し注目を集めています。

将棋は持ち駒を使えるため変化が物凄く多く、また組み合わせ変化が多いことから強いソフトを作るのは難しく、事実20年くらい前はそれほど強くないアマチュアの私にさえ、最強こコンピューターは勝てないくらいでした。

実際私も将棋に関しては、コンピューターの入り込む余地はないだろうと思っておりました。

 

しかしITが進歩し状況は一変します。

特にここ10年はコンピューターが劇的に強くなりました。

数年前は公開対局で、渡辺竜王がボナンザに苦戦していました。

今私などは、市販の激指13に飛車を落とし貰いいい勝負です。

 

今年の電王戦第一局は有明コロシアムで、菅井プロ対習甦(コンピューター)が対峙しました。

結果は習甦の圧勝でした。

今回はさすがにプロが4-1くらいで圧勝するかなと思っていましたが、この結果は内容も踏まえて少し意外でした。

恐らく将棋でコンピューターが人間を抜く時が、そう遠くない日に必ずやってくるなと思いました。

 

ポーカーは将棋に比べて不完全情報ゲームで、正しいプレイをしたとしても運の要素で負けてしまうこともあります。

しかしオンラインポーカーはツールが使えるため、確率の問題として処理してしまえば、長期的にみたらその確率に近似した結果が得られると思います。

強いポーカーソフトを作るというのは、強い将棋のソフトを作るよりやさしい感じがします。

 

ではワイルドジャングルカジノのポーカー日記です。

 

プレイ($0.08/0.16)

プリフロップ($0.24)

U

H

C(私) A♥Q♥

D

S

B

アンダーザガンが$0.48でオープンしました。

ハイジャックはフォールドし、アクションはカットオフの私に回ってきました。

A♥Q♥のワンギャップスーテッドコネクタを得た私は$1.96へレイズインしました。

私がゲームに参加する時は、マイクロステークスではプリフロップで少し大目の金額をベットすることにしています。

これはゲームに残るなら相手のカードがそこそこ強いということを確認すると同時に、フォールドして貰えるならフォールドしてほしいからです。

他のプレイヤーはフォールドし、アンダーザガンはコールしてきました。

 

フロップ($4.16)6♦、9♠、2♥

相手はチェックしてきました。

何もヒットしていない私もチェックをしてしまいましたが、ここは前のアクションを引き継いでベットしていくというのも有力だったと思います。

この辺が難しいところですが、多分$3.26くらいベットするのが長期的に見たら利益の出るプレイという感じがします。

 

ターン($4.16)9♥

相手は$1.86をベットしてきました。

バックドアフラッシュードローになった私はコールします。

 

リバー($7.88)T♦

相手はチェックしてきました。

ここでの選択は難しいですが、私は$5.26をベットしました。

完全なブラフベットです。

しかしコールされてしまいました。

 

ショーダウン($18.40)

相手は7♥、7♠を開きポットを獲得しました。

2014.3.17p2

T♦はブラフをするカードではありませんでした。

今までのアクションの弱さから考えて、ここはベットなどせず諦めるのが正しいプレイだったと思います。

やってはいけなかったリバーのコール

私はカジノゲームの中で、特にポーカーのテキサスホールデムが得意です。

得意というよりは、むしろ下手の横好きと言った方が正しいです。

スロットやバカラやブラックジャックは結構運による要素が大きいと思いますが、ポーカーはベット額が調節できることやブラフで相手をフォールドさせるなど、スキルによる要素が多いからです。

最初の頃は大分負けていましたが、最近は漸くプラマイ0くらいの収支は出せるようになってきました。

とはいうもののやはりポーカー上達には、プレイの反省は欠かせません。

プロの将棋は一局終わった後に感想戦を行い、どこが悪かったのか検討しますがそれと一緒です。

そういうわけで私のプレイもポーカー上達のために振り返ってみたいと思います。

 

プレイ($0.08/0.16)

プリフロップ $0.24

U

H

C

B

S(私) Q♥7♥

B

アンダーザガン、ハイジャック、カットオフ、ボタンと皆フォールドし、スモールブラインドの私とVPIP(参加ハンド率)56のビッグブラインドとのヘッズアップになりました。

Q♥7♥ではフォールドするには弱すぎるので$0.48へレイズしました。

すると相手はコールしてきました。

 

フロップ $0.96 4♥、6♣、8♥

これは私にとっては嬉しいフロップです。

フラシュドローとガットショットストレートドローです。

私は$0.76をベットしました。

すると相手もコールしてきました。

 

ターン $2.48 K♠

このカードは私にとってはあまり嬉しいカードではありません。

しかしドローは残っていますので、セミブラフの意味も込めて$1.86をベットしました。

相手はしばらく考えましたがやはりコールしてきました。

 

リバー $6.20 7♣

これはヒットしたものの、結局ドローは引けませんでした。

私はチェックで回すよりありませんでした。

相手は$2.08をベットしてきました。

7のワンペアではほとんどショーダウンバリューはありません。

しかしここで魔が差してしまいました。

「相手は参加率56%のフィッシュだ。ブラフかもしれない。」と思いついコールで応じてしまいました。

これはミスでした。

 

ショーダウン $10.36

相手はK♦、A♣を開きポットを獲得しました。

2014.3.17

 

ポジションが悪いためターンのベットは仕方がないと思いますが、やはりリバーのコールは余計でした。

ドローの強みを生かしてフロップでオールインするという手はあったかもしれません。

ターンでブロードウェイカードが落ちると、ポジションの悪い私は途端に苦しくなります。

ターンではチェックもベットも両方あったと思います。

チェックですとできるだけ安くリバーを見にいくという意図になりますが、ベットですとドローを引けた後のポットを更に大きくする布石になります。

私はベットする方を選びましたが、リバーでドローが引けなかった時点では諦めなければならないハンドでした。