見抜かれたブラフ
- 2014/03/17
- ポーカー
こないだは将棋の電王戦を観ていました。
電王戦とはコンピューター対プロ棋士が5対5で指す棋戦のことです。
前年はコンピューターの3勝1敗1持将棋と、コンピューターが勝ち越し注目を集めています。
将棋は持ち駒を使えるため変化が物凄く多く、また組み合わせ変化が多いことから強いソフトを作るのは難しく、事実20年くらい前はそれほど強くないアマチュアの私にさえ、最強こコンピューターは勝てないくらいでした。
実際私も将棋に関しては、コンピューターの入り込む余地はないだろうと思っておりました。
しかしITが進歩し状況は一変します。
特にここ10年はコンピューターが劇的に強くなりました。
数年前は公開対局で、渡辺竜王がボナンザに苦戦していました。
今私などは、市販の激指13に飛車を落とし貰いいい勝負です。
今年の電王戦第一局は有明コロシアムで、菅井プロ対習甦(コンピューター)が対峙しました。
結果は習甦の圧勝でした。
今回はさすがにプロが4-1くらいで圧勝するかなと思っていましたが、この結果は内容も踏まえて少し意外でした。
恐らく将棋でコンピューターが人間を抜く時が、そう遠くない日に必ずやってくるなと思いました。
ポーカーは将棋に比べて不完全情報ゲームで、正しいプレイをしたとしても運の要素で負けてしまうこともあります。
しかしオンラインポーカーはツールが使えるため、確率の問題として処理してしまえば、長期的にみたらその確率に近似した結果が得られると思います。
強いポーカーソフトを作るというのは、強い将棋のソフトを作るよりやさしい感じがします。
ではワイルドジャングルカジノのポーカー日記です。
プレイ($0.08/0.16)
プリフロップ($0.24)
U
H
C(私) A♥、Q♥
D
S
B
アンダーザガンが$0.48でオープンしました。
ハイジャックはフォールドし、アクションはカットオフの私に回ってきました。
A♥、Q♥のワンギャップスーテッドコネクタを得た私は$1.96へレイズインしました。
私がゲームに参加する時は、マイクロステークスではプリフロップで少し大目の金額をベットすることにしています。
これはゲームに残るなら相手のカードがそこそこ強いということを確認すると同時に、フォールドして貰えるならフォールドしてほしいからです。
他のプレイヤーはフォールドし、アンダーザガンはコールしてきました。
フロップ($4.16)6♦、9♠、2♥
相手はチェックしてきました。
何もヒットしていない私もチェックをしてしまいましたが、ここは前のアクションを引き継いでベットしていくというのも有力だったと思います。
この辺が難しいところですが、多分$3.26くらいベットするのが長期的に見たら利益の出るプレイという感じがします。
ターン($4.16)9♥
相手は$1.86をベットしてきました。
バックドアフラッシュードローになった私はコールします。
リバー($7.88)T♦
相手はチェックしてきました。
ここでの選択は難しいですが、私は$5.26をベットしました。
完全なブラフベットです。
しかしコールされてしまいました。
ショーダウン($18.40)
相手は7♥、7♠を開きポットを獲得しました。
T♦はブラフをするカードではありませんでした。
今までのアクションの弱さから考えて、ここはベットなどせず諦めるのが正しいプレイだったと思います。