ベラジョンカジノの違法性と危険性

2022.6.13更新

 

ベラジョンカジノの違法性

ベラジョンカジノをはじめとするオンラインカジノは、リアルマネーによる賭けサイトですので、運営にあたっては国が認めたライセンスを取得しなければなりません。ベラジョンカジノはキュラソーにより運営されているサイトで、キュラソー州知事により発行されたライセンスを取得して正式に運営しています。

会社名:Breckenridge Curacao B.V.(登録住所: 36 Julianaplein, Willemstad, Curaçao)

ライセンス:Master Gaming License #1668/JAZ

公式ホームページの下より確認することができます。

つまりベラジョンカジノは海外の合法的なサイトです。

しかし問題なのはギャンブル禁止国の日本在住民がこのサイトを利用してもいいのかということです。

結論から言えばグレーゾーンにあたります。

2013年衆議院の質問答弁にて、自宅でプレイするオンラインカジノでも違法なのではないかという質問がなされました。以下質問と回答です。

賭博罪及び富くじ罪に関する質問主意書の一部:国内の自宅からインターネットを通じて海外のカジノに参加する場合であっても刑法第185条の賭博罪に該当するという理解でよいか。

政府の回答:犯罪の成否については捜査機関が収集した証拠に基づいて個々に判断するべき事柄であることから、政府としてお答えすることは差し控えるが、一般論としては賭博行為の一部が日本で行われた場合、刑法第185条の賭博罪が成立するものと考えれれる。

政府の見解では一般論として賭博に値するものと考えています。しかし必要的共犯(対向犯)という考え方からは矛盾し、実際には明文化されていません。

2016年3月スマートライブカジノの日本人ユーザー3人が逮捕されましたが、3人共略式起訴(不起訴)で済みました。この3人は潜入捜査官からライブゲームのチャットを通していろいろ聞きだされ、SNS(ツイッター)や個人情報を特定され、クレジットカードの使用履歴から逮捕されてしまったようです。

つまりベラジョンカジノも同様に考えますと、利用しただけでは逮捕に至ることはないにせよ、見つかれば略式起訴(50万円以下の罰金)になる可能性はあります。

 

ベラジョンカジノの危険性

法的な問題の危険性は、単純に個人でひっそりとやるということで解決します。プライベートな事ですので、自分からしゃべらなければ中々ばれないものです。もしばれたとしても逮捕に至るほどの犯罪性はありませんので、警察がそこまで本気になるとも思えません。私も最初は後ろめたいものはありましたが、始めてしまえば何の事はありませんでした。

次にベラジョンカジノ自体の危険性ですが、ゲームの公平性はキュラソー政府によって監査され保障されています。つまりイカサマは無く、控除率より正当に利益をあげていると言えます。またベラジョンカジノに登録した個人情報が外へ漏洩するということも一切ありません。

公式ホームページの下にあるプライバシーポリシーとセキュリティをご確認下さい。

 

岸田総理がオンラインカジノは違法と明言 (2022.6.13追記)

2022年6月1日の衆院予算委員会で岸田総理は「オンラインカジノは違法なものであり、厳正な取り締まりを行う。」と言いました。しかし現行法でどの部分に抵触し、どれぐらいの罪になるのかは説明していませんでした。今までオンラインカジノプレイヤーの逮捕事例が4例あり、3例が略式起訴、1例が不起訴処分となっています。詳しくはオンラインカジノの違法性と逮捕をご参照下さい。

違法かどうかは議論の余地があるかと思いますが、厳正な取り締まりを行うと言った以上、何らかの措置が講ぜられると思います。一番可能性と考えられるのは送金ルートの断絶です。現在の日本からのオンラインカジノの利用は、決済代行業者(オンラインカジノとユーザーを繋ぐ)が資金のバイパスの役目を果たしているため、ここを抑えられると大変面倒なことになります。

また法改正も考えられます。しかし刑法を変えるというのは簡単なことではないので、最終手段といったところではないでしょうか。総理の言及につきましては私にも私見があり、山口県阿武町の山口翔への誤送金問題と岸田総理のオンラインカジノの取り締まりに書きました。

ベラジョンカジノも当然オンラインカジノですので、逮捕されるのではないかと心配するくらいなら、止めておいた方無難だと思います。やるなら自己責任でプレイして下さい。尚私は今までと同様、趣味で楽しむ程度にやろうと思います。
ベラジョンカジノ

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