オンラインゲーミングの基礎知識
オンラインゲーミングとは
オンラインゲーミングの違法性
オンラインカジノの運営法
オンラインカジノの利益の仕組みとゲームの公平性
オンラインカジノのペイアウト率
どのようなカジノゲームがあるのか
サイドベットは控除率が悪い
オンラインカジノのボーナス
コンプポイントとキャッシュバック
プロモーションとトーナメント
オンラインカジノを利用するにあたって
マネーロンダリング防止上の注意点
オッズと配当表記とペイアウト率の記載
オンラインゲーミングとは
オンラインゲーミングとはインターネットでお金を賭けて遊べるゲームのことを指します。ゲームは主にカジノゲーム、スポーツブック、ポーカー、麻雀等から成り立ちます。カジノゲームはランドカジノをオンライン化したようなもので、スポーツブックはスポーツの賭け、ポーカーと麻雀はユーザー間対戦型のスキルゲームです。
中でもオンラインカジノは1996年から誕生しており、今ではヨーロッパ市場を拠点に世界的にメジャーなエンターテインメント産業の地位を獲得しています。
しかしあくまでギャンブルサイトですので、勝手に運営するわけにはいかず、運営にあたっては合法国でその政府の許可が必要です。メジャーな国はどこも違法で、実際これらを運営しているのは小さな島国ばかりです。つまりオンラインゲーミングを産業とでもしない限り、資金の調達が難しい国ばかりなのです。ユーザーはこれらのサイトへアクセスして遊ぶことになります。
これらから日本でメジャーな課金ゲームとは一線をかすのが分かるかと思います。
スマホの普及により市場は一気に膨れ上がり、更にコロナ禍でランドカジノは閉鎖され、オンラインゲーミング市場は現在1000億ドル近いです。
日本からの利用者は2000年以降徐々に増えていったのですが、スマホが普及してからは一気に広がりました。日本人カスタマーサポートを提供するオンラインカジノが増えたのもそれを後押ししています。
オンラインゲーミングの違法性
オンラインゲーミングの運営自体は合法国で合法的になされていますので問題無いのですが、問題は賭博禁止国の日本から利用していいかです。結論から言えばグレーゾーンになります。と言うのは常識的にはダメですが、法律的には引っかかる部分が無いからです。当時現在の最新テクノロジーの進歩するスピードを予測することはできませんでした。法律による規制がこれに追いついていないのです。そしてこれがオンラインゲーミング業界の大成功の背景にあるものです。
しかし今後あまりにも日本からのユーザーが増えれば、法律で禁止になる可能性もありますので注意して下さい。2021.6.7現在は大丈夫ですが利用は自己責任でお願いします。オンラインカジノの違法性と逮捕もご参照下さい。
ここで少しアメリカの例を書いておきます。アメリカでは2000年初頭より長年にわたって、オンラインカジノとゲームに関する法律の見直しがなされてきましたが、2021年現在アメリカ連邦法の下では合法化されています。とは言ってもその決定は各州に委ねられていますので、ハワイ州とユタ州でオンラインカジノは禁止されています。
オンラインカジノの運営法
オンラインカジノを運営しているのは、大きなブランド会社やロンドン証券取引所に上場している会社から、それのみに特化した中小企業団体まで様々ですが、自分等の国では運営できないので、先に挙げたオンラインゲーミングを認めている国よりテナントを借りて、そこでライセンスを取って運営する形態がほとんどです。しかし実際そこに常駐している社員は少数で、サイト本来は母国で管理し、テナントにあるサーバーを経由してサイトを表に発信するという巧妙なやり方で運営しています。
オンラインカジノの中にあるゲームは、ソフトを自分等で独自に作ったものではなく、ゲーム毎にゲーム配信会社と契約して取り入れているものがほとんどです。その方が人件費が大きく削られるし、質もいいからです。よってゲーム配信会社もライセンスを持っています。当然他のオンラインカジノも同様の形態を取ってますので、オンラインカジノのゲーム自体はどこも似たり寄ったりになります。
ですので現在オンラインカジノで差がつくのは、ボーナスを含めたプロモーションの魅力、入出金手段とその円滑差の2点につきます。以前は日本語対応、スマホ対応といった部分もありましたが、今はほとんどが日本語とスマホに対応して日本人にとってやりやすくなっています。
オンラインカジノの利益の仕組みとゲームの公平性
オンラインカジノもランドカジノと仕組みは一緒で、ゲームはディーラー(カジノ側)対プレイヤー(ユーザー)という構図になります。しかしディーラーはプレイヤーを打ち負かすというわけではなく、ただ機械的に仕事をするだけです。カジノゲームには全て控除率というものがあり、プレイヤーが少し確率的に不利にできています。
例えばルーレットですと0がある関係で、赤黒ベットだったとしても、実際に当たる確率は1/2では無く18/37です。18/37=36/74<37/74=1/2となり当たる確率は1/2を下回っているのが分かります。しかし実際にリターンは2倍しかありません。(18/37)×2=36/37より、還元率は36/37、控除率は1/37となります。
つまり長くやっていれば確率が収束し、自動的にプレイヤーが負けるようにできているのです。これはどんなカジノゲームでもそうです。そしてこの自然確率に基づいた控除率分が、カジノ側の利益となっているのです。
またオンラインカジノ運営会社や配信会社は、許可証発行政府機関や第三者監査会社からゲームの公平性、プレイヤーへの還元率、運営体制などの監査を受ける必要があり、プレイヤーの安全性を保障しています。よってイカサマをする余地は無く、やって見つかればライセンスを剥奪されるだけです。そんなことをしなくても淡々と運営していれば控除率の関係で、自然と利益は上がるのです。
オンラインカジノのペイアウト率
オンラインカジノのペイアウト率はゲームにもよりますが大体97%です。これは公営ギャンブルやパチンコ、宝くじに比べて圧倒的に高いのが分かります。上述したようにオンライン上で行えるので、場所の必要は無く、最低限の人件費で済み、集客率も高く、非常にコスパが良いから高還元率を提供できるのです。
具体的なゲームで見てみます。
ゲーム | 還元率 |
ブラックジャック | 99.29% |
バカラ | 98.94% |
ルーレット | 97.3% |
スロット | 96~97% |
クラップス(パスラインベット、カムベット) | 98.59% |
メジャーなカジノゲームのメインベットですがどれも非常に還元率は高いのが分かります。還元率はゲームの説明に記載されていますので確かめてみて下さい。
どのようなカジノゲームがあるのか
カジノゲームは主に有人の(ディーラーがゲーム進行役を務める)ライブゲームと、スロットやテーブルゲームのようにゲーミングマシーンを使ったプレイヤーが一人でプレイするゲームに大別できます。
前者は日本人にとっては馴染みが薄いと思いますが、我々プレイヤーは画面越しにディーラーと対戦するタイプのものです。これは臨場感はありますが、他にもプレイヤーはいますし、ディーラーの動きは機械のように速くないので1ゲームのテンポがやや遅いです。ブラックジャック、バカラ、ルーレット、ポーカー、シックボー、ドラゴンタイガー等があります。
一方後者は日本で言うパチスロみたいなもので無味乾燥とはしていますが、テンポ良くサクサク進行してくれますので爽快感があります。またジャックポットのような一撃必殺の爆勝ちもありますので、ギャンブルの醍醐味を味わう事ができます。半面飲まれる時もまた早いです。スロット、テーブルゲームのブラックジャック、バカラ、ルーレット、ポーカー等があります。
バカラのライブゲーム
ジャックと豆の木をモチーフとしたスロット
サイドベットは控除率が悪い
ライブゲームやテーブルゲームにはサイドベットがついているものがほとんどです。これはメインベットの他にあるもので、メインベットをしなければ受け付けられないものから、メインベットをしなくても受け付けられるものまであります。しかし全てのサイドベットはメインベットに比べてペイアウト率が低く、個人的にはおすすめできません。オンラインカジノからしてみればついで賭けをしてもらって、その控除率分の上前をはねようという魂胆です。
ゲーム | メインベットの還元率 | サイドベットの還元率 |
ブラックジャック | 99.29% | パーフェクトペア:95.9%21+3:96.3% |
バカラ | 98.94% | プレイヤー、バンカーペア:89.64% |
ドラゴンタイガー | 96.27% | タイ:89.64%スーテッドタイ:86.02% |
サイドベットはメインベットよりも大分還元率が悪いのが分かると思います。つまりやればやるほどカジノ側の思うツボに嵌るということですね。このサイドベットのついで賭けというのもカジノ側の大きなキャッシュポイントになっており、何も分からないユーザーがカモられてしまうのです。
オンラインカジノのボーナス
オンラインカジノはどこも新規ユーザーにボーナスがあります。しかしこのボーナスは言わばお試しみたいなもので、すぐにキャッシュとして引き出すことはできません。ある一定の消化条件を満たさないと出金できません。10年前はこの条件がとても厳しく、ボーナスを貰うのを躊躇うくらいでしたが、今は群雄割拠の如くオンラインカジノが出現して、ユーザー獲得に力を入れた結果ボーナス条件が大分緩和され、以前の半分ぐらいになっておりハードルは大分低くなっています。
コンプポイントとキャッシュバック
オンラインカジノの中には、プレイをすればするほど貯まるコンプポイントを採用しているところがあります。このコンプポイントは勝っても負けても貯まるというのがミソで、仕組みとしてはカジノゲームはプレイヤーの方が控除率分不利にできているため、その一部をプレイヤーに還元しようというわけです。
なぜこのような制度があるのかといいますと、カジノ側にとってはライトユーザーよりヘビーユーザーの方が歓迎ですので、より利用して下さった後者ほど厚くもてなしてまた利用してもらおうというわけです。
コンプポイントは直接キャッシュバックの他、フリースピン等の商品として提供しているところもあります。またVIPクラスになりますと豪華旅行の航空券とホテル代を提供何て言うのもあります。コンプポイントの内容はカジノによって異なります。
プロモーションとトーナメント
オンラインカジノはどこも大体期間限定のキャンペーンをやっています。これはユーザーに資金の流れをよくして貰うための、オンラインカジノの試みです。遊べば遊ぶほど控除率の関係でオンラインカジノは儲かるため、プロモーションをアピールして、ユーザーにプレイを促すということです。
またトーナメントというのもあり、これは大体指定のゲームでの合計賭け額を競うもので、上位の人達に賞金が割り振られます。ヘビーユーザーほどカジノ側は大切にしますので、その人達へのキャッシュバックみたいなものです。
このようにオンラインカジノはたくさん遊んでくれたユーザーには手厚くもてなすのが特徴で、優良客を引き留めて長く遊んで貰おうというわけです。
オンラインカジノを利用するにあたって
オンラインカジノの対象年齢は18歳以上です。18歳未満の場合はご利用になれません。
オンラインカジノはPCでもタブレットでもスマホでも利用できますが、ブラウザーはGoogle Chromeを使って下さい。Firefoxですと動作が停止したり、ライブの画面が映らなかったりすることがあります。
また新しいゲームを始める時は、慣れていない場合は必ず無料プレイで試してからにして下さい。ログインしない状態でゲームのアイコンをクリックしますと無料プレイができます。但し無料プレイの方が有料プレイより少し勝ちやすく設定されています。
オンラインカジノで勝った金額に対しては所得税の対象になります。円に換算して確定申告をしなければなりません。これはパチンコやスロットで勝ったお金が所得税の対象になるのと一緒で、一時所得にあたります。また退会する時は、金額を0にして退会の旨を伝えて下さい。
マネーロンダリング防止上の注意点
オンラインカジノにはマネーロンダリング防止の観点からいくつか共通したルールがあります。
- 入金手段と出金手段は同じではならない。
- ボーナス条件が無ければ、出金には最低入金額のワンロールオーバーは必要。
- 出金には本人確認をする必要がある。
オンラインカジノの入出金手段は統一する必要があります。例えばエコペイズで入金したらエコペイズで出金しなければなりません。但しクレジットカード入金の場合は、入金額を超えて出金できないようになっているため、ヴィーナスポイントをはじめとした他の出金手段を取ることができるようになっています。
入金と出金手数料は無料ですが、これはカジノ側が負担しているからです。その代わり出金する場合は、最低入金額のワンロールオーバーは必要となります。
本人確認には、身分証明書と住所証明書を提出する必要があります。身分証明書とは運転免許、パスポート、マイナンバーカードのいずれかで、顔写真が入っていなければなりません。住所証明書とは住所と氏名の入った3カ月以内の公共料金の請求書或いは明細書です。但しビットカジノ、スポーツベットアイオーの場合は秘匿性を重視していますので、よほどの金額でなければ本人確認を要求されません。
オッズと配当表記とペイアウト率の記載
これはバカラですが、オンラインカジノの場合、配当はこのような表記になっています。X:1ですと、ベット額1に対して勝てばXの配当を得るということです。つまりリターン(オッズ)は1+Xとなります。日本の競馬の場合Xは勝利金で1+Xが配当に該当しますが、混同しないようにして下さい。
どのゲームでも還元率は必ず記載されています。やる前に必ずヘルプ?で確認して下さい。