バカラの罫線とツラ

バカラには罫線(けいせん)という出目表があります。今回はこれがどういう規則に従ってで記録されていくのかを説明し、実際にそれを使って実戦してみます。またツラについても説明し、バカラには本当に流れはあるのかを考察してみたいと思います。

 

罫線

下の出目表がそれで、罫線には珠盤路(チューチャイロ)、大路(ダイロ)、小路(シュウロ)、大眼仔(ダイガンチャイ)、甲由路(カッチャロ)がそれに当たります。以下それぞれ説明します。

 

珠盤路(チューチャイロ)と大路(ダイロ)

これは最も基本的な出目表で、見ているだけでも直感的に分かるかと思います。

珠盤路はプレイヤー勝ちなら、バンカー勝ちなら、引き分けならで、中の数字はその出目を表します。またプレイヤーペアなら左上に青ポッチ、バンカーペアなら右下に赤ポッチがつきます。

大路はプレイヤー勝ちなら、バンカー勝ちなら、引き分けならで、勝ちが入れ替わる場合は次の行に移ります。

 

小路(シュウロ)

これは少し複雑ですが、大路で2列前の出目の動きと比較したもので、同じなら、異なるならで記されます。比較対象がなければ、そのまま勝ち続けたら、負けたらとなります。引き分けは自ずと無視されます。ここではプレイ―とバンカーではないので注意して下さい。そしてが入れ替わる場合は次の行に移ります。

 

2列前ですので、3列目の最初の出目の動きから記録されます。1列目の出目の動きと同じですので最初はとなります。

 

次も立て続けに同じ動きですので●●と追加されます。

 

次は動き方が違いますのでとなります。以下同様に●●となります。

 

次が問題ですが、2列前のマスに比較対象が無いですよね。こういう場合は勝敗を見ます。バンカー勝ちからプレイヤー勝ちに入れ替わるためとなります。

こんな感じで考えますと以下、動きが異なるため、比較の対象が無くプレイヤー勝ちからバンカー勝ちに入れ替わるため。動きが同じため、動きが同じため、動きが同じため。最後は動きが異なるためとなります。

 

もう一度載せますが、以上よりこんな感じとなります。

 

小路を見ていただくと、規則性から次はがくると思いませんか。つまり大路で同じ動きをしそうです。よってバンカーが勝つのではと予想できます。

 

ものの見事にそのような結果になりました。小路はこのように出目の動きの規則性から、次の出目の予想を立てるのに使うというわけです。

 

実戦例)

小路を見て下さい。●●●●ときています。次はとくると思いませんか。つまり大路で2列前と違う動きをするということでプレイヤーが勝つと予想されます。よってプレイヤーに$5をベットしました。

 

見事にプレイヤーが勝ち$10になりました。

 

大眼仔(ダイガンチャイ)

小路とよく似ていますが、大路で1列前の出目の動きと比較したもので、同じなら、異なるならで記されます。比較対象がなければ、そのまま勝ち続けたら、負けたらとなります。引き分けは自ずと無視されます。ここでもプレイ―とバンカーではないので注意して下さい。そしてが入れ替わる場合は次の行に移ります。

 

1列前ですので2列目の最初から始まります。1列前と違う動きをしていますので最初はが記されます。

次は比較の対象が無くプレイヤーが勝ち続けていますのでです。次も同様にです。

次はバンカーが勝ちましたのでです。以下異なる動きですので。また異なる動きですのでです。比較対象が無くプレイヤーが勝ち続けていますのでです。比較対象が無くバンカー勝ちになりましたのでです。違う動きをしましたのでです。同じ動きをしましたのでです。違う動きをしましたのでです。比較対象が無くプレイヤー勝ちになりましたのでです。同じ動きですのでです。同じ動きですのでです。同じ動きですのでです。同じ動きですのでです。同じ動きですのでです。異なる動きですのでです。

 

実戦例)

大眼仔を見て下さい。が交互にきており、次はがくると思いませんか。つまり1列前と違う動きをするということなので、バンカー勝ちにベットしました。

 

しかし結果はプレイヤーが勝ちました。

 

甲由路(カッチャロ)

これも小路とよく似ていますが、大路で3列前の出目の動きと比較したもので、同じなら、異なるならで記されます。比較対象がなければ、そのまま勝ち続けたら、負けたらとなります。引き分けは自ずと無視されます。ここでもプレイ―とバンカーではないので注意して下さい。そしてが入れ替わる場合は次の行に移ります。

 

3列前の出目の動きを比較しますので、最初は異なる動きをしていますのでとなります。次は比較対象が無くプレイヤーが勝ち続けましたので、次も比較対象が無くバンカーの勝ちになりましたの、次は違う動きですので、次は同じ動きですので、次も同じ動きですので、次は異なるため、次も異なるため、次は比較対象が無くバンカー勝ちになりましたので、次は異なる動きですので、次は比較対象が無くプレイヤーの勝になりましたので、次は同じですので、最後は異なりますのでとなります。

 

実戦例)

甲由路を見て下さい。ここ4戦でときとおり、次にがくると予想しました。大路で3列前の出目の動きを見ると右へ移動しており、つまり次はでバンカーが勝つ予想しました。

 

しかし残念ながら期待は裏切られプレイヤーが勝ちました。

 

罫線はあてになるのか

プレイヤー勝かバンカー勝ちかの賭けの場合は、同じデッキのカードを連続で使っていても、それぞれのラウンドの結果は独立しており流れというものは存在しません。罫線上ではたまたま規則的になったというだけで、その動きを前の出から予測してもほぼ1/2の確率で当たり、ほぼ1/2の確率で外れます。罫線というのは、ただ賭ける側が指標が欲しくて作っただけのものです。やはり何人たりともバカラを長くやっていると控除率を免れないものです。

 

ツラ

バカラは同じ目が連続して続くことがあり、これをツラと言います。プレイヤーかバンカーが勝ち続けている状態を縦ヅラ、プレイヤーとバンカーが交互に勝ち続けている状態を横ヅラといいます。罫線よりも分かりやすいと思います。しかし待っていると中々発生しないものです。

 

実戦例)

始まったばかりですがプレイヤーが6連勝しました。これが縦ヅラです。この流れに沿って次もプレイヤーが勝つと予想し$5をベットしました。

 

しかし結果はバンカーの勝ちでした。

 

これも縦ヅラです。

 

今度は勝つことができました。

 

プレイヤーとバンカーが交互に勝っています。これが横ヅラです。この流れからすると次はプレイヤーが勝ちそうなのでプレイヤーに$5をベットします。

 

しかし結果はバンカーの勝ちでした。

 

ツラを使った実戦結果と考察

1時間半ほど機会を伺い実践してみましたが、縦ヅラ1勝2敗、横ヅラ0勝1敗でした。流れというのはいつか止まるものです。かといって流れが続くこともあるのです。前に逆張りして失敗したこともありました。要はバカラには流れなど無いということを意味するのかと思います。

バカラの種類と賭け方

バカラの種類と賭け方についてまとめます。

 

ライブバカラ

バカラA、B

Evolution Gaming 賭け金$1~$5000 8デッキ

速度はゆっくり気味ですが、オーソドックスなバカラです。賭けたいところにチップを置くだけです。ブラウザーはグーグルクロームをおすすめします。

配当
プレイヤー勝ち 賭け金1に対して1の配当
バンカー勝ち 賭け金1に対して0.95の配当
タイ 賭け金1に対して8の配当
プレイヤーペア 賭け金1に対して11の配当
バンカーペア 賭け金1に対して11の配当

 

スピードバカラA、B

Evolution Gaming  賭け金$1~$5000 8デッキ

基本的にはバカラA、Bと変わりませんが、進行速度が速くてスムーズです。プレイヤー数が一番多く、とてもおすすめです。

 

ノーコミッションバカラ

Evolution Gaming  賭け金$1~$5000 8デッキ

通常のバカラに比べて、バンカー勝ちの配当が賭け金1に対して1になりますが、代わりにプレイヤーかバンカーに賭けてタイの結果になった時、賭け金は返金されません。タイに賭ける人はあまりいないため、タイの目が出た時がカジノ側の書き入れ時となります。

配当
プレイヤー勝ち 賭け金1に対して1の配当
バンカー勝ち 賭け金1に対して1の配当
タイ 賭け金1に対して8の配当
プレイヤーペア 賭け金1に対して11の配当
バンカーペア 賭け金1に対して11の配当
スーパー6 賭け金1に対して15の配当

※スーパー6とはバンカーが6で勝った場合に配当を受けるサイドベットです。このベットに賭ける場合は先にメインのベット(プレイヤー、バンカー、タイ)に賭ける必要があります。

 

バカラスクイーズ

Evolution Gaming  賭け金$5~$5000 8デッキ

通常バカラと違うところは、このようにプレイヤーかバンカーの2枚目と3枚目のカードを絞ってくるところです。あまり意味ないと思うのですが、好きな人には好きなのでしょう。絞りに時間がかかるいためゲームの進行速度は遅いです。また終わった後カードがぐねっと曲がっています。

 

バカラコントロールスクイーズ

Evolution Gaming  賭け金$5~$5000 8デッキ

ベットが終わってからプレイヤーとバンカーの2枚ずつのカードを見るのに15秒の溜、プレイヤーの3枚目のカードを見るのに10秒の溜、バンカーの3枚目のカードを見るのに10秒の溜があります。よって進行速度は非常に遅いです。この溜にどういう意味があるのか分かりかねますが、ディーラーがこのようによほど美人でない限り、このテーブルでやる気はしません。

 

プントバンコ

Evolution Gaming  賭け金$1~$2500 8デッキ

通常バカラよりテーブルを小さくしたミニバカラという感じです。ルールは全く一緒ですが、テーブルの豪華さを欠きます。参加人数もそれほど多くはなく大衆的な感じがします。しかしスピード感はあります。

 

ドラゴンタイガー

Evolution Gaming  賭け金$1~$5000 8デッキ

ドラゴンタイガーとはバカラではなくもっと単純で、ドラゴンかタイガー或いはタイにベットして、ドラゴンとタイガーにカードを1枚ずつ表に出し、どちらが大きい数かを競うゲームです。A、2、3、・・・・、Q、Kの順番に数は大きくなっていきます。数が大きい方が勝ちになります。

配当
ドラゴン勝ち 賭け金1に対して1の配当
タイガー勝ち 賭け金1に対して1の配当
タイ 賭け金1に対して11の配当
スーテッドタイ 賭け金1に対して50の配当

 

テーブルゲームのバカラ

バカラpro

NetEnt 賭け金$1~$100 8デッキ

テーブルゲームのバカラは、使用したカードはディスカードホールダーへ入れられず、1ゲーム毎にカードがシャッフルされます。ライブゲームとは違い無人ですが、自分のペースでできます。

配当
プレイヤー勝ち 賭け金1に対して1の配当
バンカー勝ち 賭け金1に対して0.95の配当
タイ 賭け金1に対して8の配当

 

プントバンコ

NetEnt 賭け金$1~$100、$10~$1000(ハイリミット) 6デッキ

同じNetEnt社のゲームですが、バカラproに比べてデッキが6になり、BANKERがBANCO、PLAYERがPUNTOになるだけです。尚ハイリミットのものあり、賭け金は$10~$1000になります。

 

ミニバカラ

Play’n GO 賭け金$1~$100 6デッキ

ミニバカラはバカラのテーブルを小さくしたものですが、ルールそのものはバカラと変わりません。

 

バカラゴールド

BetSoft 賭け金$1~$100

ゲーム配信会社が変わるとテーブルも変わりますが、バカラのルールは変わりません。このテーブルは8区画に分かれていますが、意味は特にありません。出目の記録までは表示されませんでした。

 

バカラの賭け方

バカラにはいろいろな賭け方がありますが、大体出目から規則性を予測してベットするものがほとんどです。

私もいろいろ試してみたのですがどうも必勝法といったものはなく、大体期待を裏切られるか、イーブン或いはちょい浮きといった結果が多かったです。

バカラの自分なりに立てた戦略と実践結果もご参照下さい。

 

バカラの賭け方で一番有効だなと思われたのは流れに乗って賭けることです。バカラに流れはないと以前に書きましたし、その通りだと思いますが、それでもこういった丁半ゲームでは、それが目安になるのです。そして必ずライブゲームでやって下さい。

例えばこのラウンドでは五連勝を突き抜けると、そのまま連勝が続く傾向が読み取れます。

この瞬間に大きく張るのです。(こういった丁半ゲームは配当が1倍なので、どこかで大きく張らないと勝てません。)そしてあまり長くやり続けるとハウスエッジでマイナスになってしまいますので、短期戦で決着をつけます。

しかしバカラはあくまで運ゲーだということを忘れないで下さい。この張り方も一つの指標に過ぎません。当然負ける時は普通に負けます。

 

バカラの出目に規則性はありませんが、それでも出目から自分なりに戦略を立てて、それで勝った時の喜びは大きいですので、皆様も是非試して下さい。

熔ける大王製紙前会長井川意高の懺悔録を読んでみて

 

オンラインカジノでバカラをやってみて

先月はベラジョンカジノでよくバカラをやっていました。

最初の日は$20くらい勝っていたのですが、次の日は$10くらいの勝ち、次の日はトントン、次の日は$30くらいの負け、・・・・・・、最後は$100以上の負けとなっていき、やればやるほどその日の負け額が大きくなっていくという結果になりました。

最初は少しでも勝ちたいという意思が働き運良く少し勝てたのですが、運はそう長続きせず結局は負ける日もでてきて、その負けを取りかえそうと賭け金を大きくして、取り返せる時もあるのですが、負ける時は更に賭け金が大きくなるといった具合でした。

私の場合はそれほど資金に余裕があるわけではなく、トータルの負け額は$200以内で済んだのですが、ここには面白いギャンブル中毒の心理が垣間見えているところだと思いました。

「負けた分を取り返そう」というのがその心理です。何か悔しいですよね。バカラのような運だけのゲームに運で負けてしまうなんて。

 

バカラのような半丁ゲームは、技術介入の要素がないので、勝ったり負けたりを繰り返しながら、結局は大数の法則が働きハウス分マイナスになってしまうものです。

やっているプレイヤーの心理からしますと、自分の資金をコントロールして賭け金の上限を決めて、ずっとプレイするということは意外に難しく、どこかで(特に負けている時)大きく勝負したくなります。

カジノと個人では資金力の差が違いすぎますので、資金が大きくなってカジノ側とプレイヤー側をいったりきたりしているうちに、最後に受けてたてなくなってしまうのはプレイヤーの方です。

例えばプレイヤーの資金が$1000あったとして、$1000賭けて勝ったとしても、カジノ側は次の$2000を受けて立つことは可能です。次の$4000を受けて立つことも可能です。しかしプレイヤーが負けてしまったらそれで終わりですからね。

 

熔けるを読んで得た教訓

バカラと言えば真っ先に思い出すのが大王製紙前会長の井川意高ですが、この人はどんな人だったのか、勝負していた時の心理はいかなるものだったのか汲み取りたいと思い、熔けるを読んでみました。

井川意高氏とは大王製紙の御曹司で、東大現役卒、42歳で社長になり、いろいろな有名人や女性芸能人と交遊があった方です。大王製紙のエリエールは有名で私も家で使っています。

2011年9月頃連結子会社から数十億も借り入れていたことが発覚して、世間に明るみにされました。私もこの時期始めてこの井川氏のことを知ったのですが、金持ちのぼんぼんで不肖の御曹司というのが最初のイメージでした。

しかしこの本を読んでみますと、井川意高氏はやることはやってきた人間だったんだなという風な見方に変わりました。子供の頃から大会社を継ぐプレッシューを受けて、東大に入るくらいの学力を身につけて、会社に入ったら誰よりも本気で仕事に取り組んできたんだなと、寧ろ尊敬の念さえ浮かんできました。思った以上に人間味のある人でした。

特にビジネスに関してp97の「数字を冷静に分析し、正しい戦略と方法論を実行できれば、収益を上げられるのだ。」とう一文は好きです。

普通の人には見られない、カジノ映画に出てきそうなVIPルームの描写や、ジャンケットの事なども書かれていたため、「へー」という感じでした。

宮沢りえや市川海老蔵などの井川氏にとった強烈な悪態は印象的で、それらをフォローしながらも、芸能人の裏の顔が見れる一面があるのも面白いところでした。少し皮肉が込められているような感じもしましたけどね。

 

ただ井川さんという方は元々ギャンブルの好きな方で、ギャンブル依存症の癖があり、たまたま億単位のカネを動かせる立場だったから、106億8000万円もの負けを作ってしまったんだなというのが伺えました。最も普通の人ではそこまで貸付してくれませんけどね。別の見方をしますと金持ちだろうが貧乏だろうがギャンブル依存に陥る心理は一緒ということになります。

暴君の父の元で一緒に育った弟は、一緒にオーストラリアのカジノに行った時「リミッターをはずすことなく自分が定める上限をきちっと守っていた。」というのが対象的で、ギャンブル依存症は環境ではないんだななんて思いました。

 

バカラに対しては、「勝つか負けるかは運次第」「偶然性と勘頼み」という見解は私と全く同じで、やはりバカラには頭を使う余地や技術介入の余地、或いは流れを読むなんていう余地はなく、ただの運ゲーなんだと改めて思いました。

 

井川さんは初めてのカジノで100万円を2000万円にし、ある時はラスベガスで70万円を一時2000万円まで増やしたそうです。このような短時間で一気に増やすような賭け方をすると、やはり最後は大負けするんだなというのがこの本から得た私の一番の教訓です。FXでハイレバレッジをかけて強制ロスカットになるのと何か似ています。

 

現在大王製紙は井川家からは独立してしまったみたいです。借金を全ての株式を売却して完済したにも関わらず、2013年6月26日に井川氏は会社法違反(特別背任)の罪で懲役4年の判決が言い渡されましたが、現在はもう出所しているはずです。

再チャレンジする気力と体力は残っているはずだとありますが、前向きな姿勢でいいですね。塀の中で何を見てきたのか、今後はどのようにご活躍されるのか楽しみです。

 

「バクチをやる人間は結局のところ皆バクチに向いていない」のだろう。「バクチをやらない人間ほどバクチに向いている」のである。とはずっと心に響く重い言葉でした。