ルーレット

記事編集日 2018.10.30 記事作成日 2017.10.15

ルーレットの語源は回転する小さな輪を意味するフランス語に由来し、戦争で勝利した騎士の丸い盾で形象化されています。

カジノの女王と言われているルーレットはヨーロッパでは200年以上の歴史があり、今までに様々な逸話がありました。モンテカルロでカジノを破産させたチャールズ・ウェルズ氏の話や、マーチンゲール法を信奉して破産した侯爵夫人の話、27回連続黒が出てニュースになった話とか、様々な伝説や事件がカジノを幻想化させます。イギリスの名宰相サー・ウィンストン・チャーチルが「人生でやり直しができるならモンテカルロで黒に賭けるよ。」と答えた名ジョークも生まれたほどです。

ルーレットの器具はウィール(Wheel)と呼ばれる円盤の部分と、レイアウト(Layout)と呼ばれる緑の賭け場所が書かれているテーブルから構成されています。そこにディーラーがボールを、外円周部を回転させながら投げ入れます。ボールは右回り(時計回り)、ウィールは左回りに回転し、やがて遠心力を失ったところでボールは仕切りのどこかに落ち込みます。

 

目次
ルーレットの種類
ヨーロッパ型
フランス型
アメリカ型
ルーレットのチップ
ルーレットの賭け方
インサイドベット
ストレートベット(1目賭け)
スプリットベット(2目賭け)
ストリートベット(3目賭け)
コーナーベット(4目賭け)
ファイブナンバーベット(5目賭け)
ラインベット(6目賭け)
アウトサイドベット
コラムスベット(12目賭け)
ダズンベット(12目賭け)
ハイロー(18目賭け)
オッドイーブン(18目賭け)
レッドブラック(18目賭け)
アンプリゾンルール
ルーレットの控除率
おすすめのルーレットは
素朴な疑問
ルーレットに必勝法はあるのか?
ウィールやボールに不正な仕掛けはあるのか?
修練されたディーラーは狙ったスポットに玉を落とせるのか?
ルーレットはなぜあのように番号がバラバラに配置されているのか?
伝統的な賭け方
マーチンゲール法
グランマーチンゲール法
ピラミッドシステム
逆マーチンゲール法
フラワーベット
ルーレットの様々な賭け方を実践してみて
ルーレットで勝つためには
ルーレットの不正とカジノ側の防止策

 

ルーレットの種類

ルーレットのテーブルは主に3種類あります。

ヨーロッパ型

1~36までの数字と0があるタイプのものです。

フランス型

やはり1~36までの数字と0があるタイプのものですが、テーブルのレイアウトは少し違います。

アメリカ型

1~36までの数字と0と00があるタイプのものです。ヨーロッパ型やフランス型のものに比べて自然確率的にプレイヤーにやや不利です。リアルカジノではこのタイプのものが使われています。

 

ルーレットのチップ

リアルカジノではルーレットの席に着くと、最初ディーラーからチップを購入しなければなりません。このチップは他のプレイヤーのものと色分けされており、同じ場所に重ねて賭けても区別できます。20枚を単位とし、これをスタックと呼びます。1枚の単位をいくらにするかは、プレイヤー自身が決めます。ディーラーはその交換価値をマークしておき、プレイヤーがテーブルを離れる時に通貨に交換します。換金所ではルーレットのチップを換金して貰えません。

しかしオンラインカジノではIDで識別できますので、ただ賭けたい金額を賭けたい場所に置き、結果を見守るだけとなります。

 

ルーレットの賭け方

ルーレットではヨーロッパタイプで157ヶ所、アメリカンタイプで161ヶ所から11種の配当の異なる賭け方を選ぶことができます。

インサイドベット

ストレートベット(1目賭け)

数字の部分に直接置きます。0にも賭けることができます。配当は35to1($1賭けて当たると$35勝ちで、つまり$36のリターン)です。

スプリットベット(2目賭け)

二つの数字に跨るように置きます。縦でも横でも置けます。配当は17to1です。

ストリートベット(3目賭け)

横の列、又は0を含めた3つの数字に置きます。配当は11to1です。

コーナーベット(4目賭け)

4つの数字に跨るように置きます。ヨーロッパタイプのものでは0、1、2、3に置くこともできます。配当は8to1です。

ファイブナンバーベット(5目賭け)

アメリカンタイプのものにだけある賭け方で、0、00、1、2、3の5目に賭けます。配当は6to1です

ラインベット(6目賭け)

二つのストリートに跨るように置きます。配当は5to1です。

 

アウトサイドベット

コラムスベット(12目賭け)

縦の列に賭けるベットです。0や00が出た時は負けになります。配当は2to1です。

ダズンベット(12目賭け)

1~12、13~24、25~36の12目に賭けるベットです。配当は2to1です。

ハイロー(18目賭け)

1~18、19~36の18目に賭けるベットです。配当は1to1です。

オッドイーブン(18目賭け)

奇数か偶数に賭けるベットです。0は負けベットとなります。配当は1to1です。

レッドブラック(18目賭け)

赤か黒かに賭けるベットです。配当は1to1です。

 

アンプリゾンルール

現在のランドカジノではこのルールを採用しているところはほとんどありませんが、一部のヨーロッパでは未だ存在するところもあります。ウィリアムヒルカジノクラブをはじめ、一部のオンラインカジノのフレンチルーレットだけはこのルールを採用しているところもあります。

これはハイロー、オッドーイーブン、レッドブラックのイーブンベットに関しては0が出た時は賭け金の半額を返して貰えるか、保留の状態にしてもう一度スピンし当たった時は全額返して貰えるかのどちらかが採用されているルールです。つまりプレイヤーにとって有利なルールということになります。前者をサレンダールール、後者をアンプリゾンルールといいます。

ウィリアムヒルカジノクラブではサレンダールールで、La Partageルールと表記されています。

ウィリアムヒルカジノクラブのフレンチルーレットのルールを抜粋しました。

 

ルーレットの控除率

ヨーロピアンルーレット(0を採用)の場合、ストレートベットで考えますと控除率は1/37(約2.7%)です。37回ベットして、等しい確率で0~36まで一回ずつ出るとすると、1回だけ当たりその時35回分勝ち、後は36回負ける計算になるからです。ストリートベットを見てみましても同様に考えて、3回だけ当たりその時の合計33回分勝ち、後の34回負ける計算ですからやはり控除率は1/37です。もうお分かりだと思いますが、ヨーロッパタイプのシングル0の場合は、全てのベットで控除率は1/37(約2.7%)となります。但しアンプリゾンルールの場合は更にその半分となります。

一方アメリカンルーレット(0、00を採用)の場合、ストレートベットで考えますと控除率は2/38(約5.26%)です。38回ベットして、等しい確率で0、00~36まで一回ずつ出るとすると、1回だけ当たりその時35回分勝ち、後は37回負ける計算になるからです。他のベットも同様に計算できますが、ファイブナンバーベットだけは同様に考えて、5回だけ当たりその時の合計30回分勝ち、後の33回負ける計算ですので控除率は3/38(約7.89%)となります。

以下表にまとめます。

賭け方 カバーできるスポット数 当たりの配当 アメリカンタイプ(0、00)の控除率 ヨーロッパタイプ(0)の控除率
ストレートベット 1 35to1 5.26% 2.7%
スプリットベット 2 17to1 5.26% 2.7%
ストリートベット 3 11to1 5.26% 2.7%
コーナーベット 4 8to1 5.26% 2.7%
ファイブナンバーベット 5 6to1 7.89%
ラインベット 6 5to1 5.26% 2.7%
コラムスベット 12 2to1 5.26% 2.7%
ハイロー 18 1to1 5.26% 2.7%
オッドイーブン 18 1to1 5.26% 2.7%
レッドブラック 18 1to1 5.26% 2.7%

 

おすすめのルーレットは

なるべく控除率の少ないフランスもしくはヨーロッパタイプのルーレットで、且アンプリゾンルールを採用している台がおすすめです。以下三つの台がいずれも満たしております。


ウィリアムヒルカジノクラブのフレンチルーレット

 


ベラジョンカジノビットカジノワンダリーノカジノのEvolution Gaming社によるライブゲームのオートルージュラパルタージュ

 

ベラジョンカジノビットカジノラッキーニッキーカジノのEvolution Gaming社によるライブゲームのゴールドフレンチルーレット

 

上の三つの台がラパルタージュルールを採用しており、イーブンベットで0の目が出た場合、賭け金の半分が戻ってきます。

 

素朴な疑問

ルーレットに必勝法はあるのか?

カジノの控除率を凌ぐ必勝法は未だに実証されたことはなく、数理的にも不可能です。

ウィールやボールに不正な仕掛けはあるのか?

ありません。控除率を見ていただけると分かるように既にカジノが有利なゲームなのです。つまりただやるだけで大数の法則の収束によってカジノが十分利益を上げれるゲームなのです。ネバダ州の統計では僅か5.26%の控除率なのに、テーブルで動いた賭け金総額の23%がカジノの収益になっているそうです。

仮にもしあるとしたらディーラーとプレイヤーが手を組んでしまうケースもでてきますし、ばれたら全館閉鎖になるリスクを負わなくてはなりません。

修練されたディーラーは狙ったスポットに玉を落とせるのか?

絶対不可能とはいいきれませんが、ほぼ不可能です。同じウィールで毎日投げて、この辺で投げると何回回転して、この辺りに落ちるはずだくらいの読みです。5~10%くらいの確率で狙ったスポットにボールを落とすくらいの技術はあっても毎回は不可能です。

そもそもウィールを見て投げていないディーラーもいますし、何も意識しないで投げるディーラーがほとんどです。

実際にカジノ側としてもやはりプレイヤーと組まれてしまってはたまりませんので、腕のいいディーラーは雇いたくないというのが本音です。

ルーレットはなぜあのように番号がバラバラに配置されているのか?

腕のいいディーラーならある程度狙ったエリアへ落とすことができ、番号順になっているとエリアの識別が容易になってしまうからと予測されます。

 

伝統的な賭け方

ルーレットに必勝法は存在しませんが、昔からある賭け方を紹介します。これらの賭け方は何もルーレットだけでなく、全てのイーブンベットで使えます。

マーチンゲール法

おすすめ度:☆

イーブンベットで倍々で賭ける方法です。どこで勝っても最初の賭け金分勝つことができます。例)$1賭けて負けたら$2、また負けたら$4、$8、$16、$32として倍々に賭けていきます。勝ったところで$1の利益がでます。

回数 賭け金 負けた場合の累積計 勝った場合
1 $1 $1 どこで勝っても$1の利益
2 $2 $3
3 $4 $7
4 $8 $15
5 $16 $31
6 $32 $63
7 $64 $127
8 $128 $255
9 $256 $511
10 $512 $1023

一見必勝法のようにも思えますが、ルーレットで連続で10回赤や黒の目が出ることなどざらですので意外にハイリスクローリターンなのです。上の表で見ても9回連続で負けてしまった後、僅かに$1勝つためだけに$512も賭けるなんてバカげていると思いませんか。更にカジノ側でもマーチンゲール法などは熟知していますので、テーブルリミットを設けてある一定以上の金額は受け付けてくれなくなります。テーブルリミットは大体$500が一般的です。その場合はつまり9回連続で負けてしまった時点で負けが確定します。リスクが大きすぎてあまりおすすめはできません。

 

グランマーチンゲール法

おすすめ度:☆

マーチンゲール法より更に積極的な方法で、負けたら倍額+$1を次回の賭け金としていきます。リスクが高い分、勝ったところで今までの回数分の利益が出ます。

回数 賭け金 負けた場合の累積計 勝った場合
1 $1 $1 $1
2 $3 $4 $2
3 $7 $11 $3
4 $15 $26 $4
5 $31 $57 $5
6 $63 $120 $6
7 $127 $247 $7
8 $255 $502 $8
9 $511 $1013 $9
10 $1023 $2036 $10

労力的にはいいですが、負けてしまった場合マーチンゲール法のほぼ倍額負けてしまいますので、ハイリスクすぎてとてもおすすめはできません。テーブルリミットが$500なら8回連続で負けてしまった時点で負けが確定します。

 

ピラミッドシステム

おすすめ度:☆☆☆

負けたら賭け金を1単位増やし、勝ったら賭け金を1単位減らす賭け方です。$1を賭けからはじめ、仮に10回連続で負けてしまっても次の賭け金は$11ですのでリスクは高くないですが、負けを取り返す時も数回続けて勝たねばなりません。

回数 賭け金 勝負 差し引き損得
1 $1 -$1
2 $2 -$3
3 $3 ±$0
4 $2 -$2
5 $3 +$1
6 $2 -$1
7 $3 -$4
8 $4 -$8
9 $5 -$13
10 $6 -$7
11 $5 -$2
12 $4 -$6
13 $5 -$1
14 $4 +$3
15 $3 ? ?

上図では6勝8敗ですが、$3の利益です。仮に10回連続で負けて$55の損失が生じても11回目$11から7回連続して勝てば利益が出ます。時間もかかりローリスクローリターンですが、テーブルリミットに掛ることもなく、負けても甚大な被害にはなりませんので、遊ぶにはもってこいの賭け方だと思います。

 

逆マーチンゲール法

おすすめ度:☆☆☆

1単位からはじめ勝ったら、その分を上乗せして目標の金額まで賭ける方法です。負けたらまた1単位からはじめます。

回数 賭け金 配当 勝った場合
1 $1 $1 10回連続で勝った場合$1が$1024となって返ってくる計算になります。
2 $2 $2
3 $4 $4
4 $8 $8
5 $16 $16
6 $32 $32
7 $64 $64
8 $128 $128
9 $256 $256
10 $512 $512

マーチンゲール法よりかはより現実的な戦略だと思います。負けても負けた回数分しか負担にならないですしね。投資資金から目標にする金額を決めれるのも利点だと思います。

 

フラワーベット

一つのスポットを中心にして回りを取り囲むような花の形をした賭け方もあります。しかし特に根拠が無ければ控除率は変わらないので、ただまとめて賭けているにすぎません。一発勝負を狙うような賭け方です。

 

ルーレットの様々な賭け方を実践してみて

私も過去にマーチンゲール法とここには書きませんでしたが3倍モンテカルロ法というのを試してみました。たまたま小額ほど勝つことはできましたが、実践している時はヒリつきました。特に私は以前にマーチンゲール法で5万円以上負けたことがありますのでこんな方法で絶対にやるもんかと思った時もあります。

モンテカルロでカジノを破産させたチャールズ・ウェルズですらも、自らのシステムで再三カジノに挑んで最後は破産したと言われていますし、「罪と罰」で有名なドフトエフスキーもルーレットで相当借金を作って「賭博者」という小説で返済したそうです。

やはりカジノの控除率を上回るには相当に運が良くなければ無理そうですね。

しかし控除率はあくまで長期の収束によりますので、一発大勝負をするというのはありだと思います。これですとカジノの戦略に乗せられることはありません。事実1500万円の全財産を賭けて挑んだ男もいます。勇気がいりますけどね。

 

ルーレットで勝つためには

リアルカジノのルーレットでは何度も回していると回転盤にゆがみが生じたり、ディーラーのねらい目の癖などが出て、その日の当たり数字、その日の出ない数字などの傾向が掴めます。これらを元に判断すれば、もしかしたらカジノの控除率を上回る有利差が生まれるかもしれません。

しかしカジノ側もルーレット台を交換したりボールの比重を変えたり、ディーラーに一定の動作で投げないように注意を促したりして、癖が出ないように努めています。

 

ルーレットの不正とカジノ側の防止策

ルーレットで最も古典的な不正はパストポスティングと言う後張りです。ボールがスポットに落ちた所で1人がディーラーの注意をひきつけ、別の仲間が当たりスポットにチップを置くというものです。ボールの回転スピードが落ちてくるとディーラーは「ノーモアーベット」と言って賭けを締め切りますが、パストポスティングは当然この後に実行されます。

カジノ側でもこれに対しては監視カメラやフロアマン、ピットボスなどが注意しており、簡単にはいかなくなっています。実際に私が韓国カジノへ行った時もそんなイカサマができるような感じではなかったです。

そして最も多いのがプレイヤーとディーラーが組んで仕事をすることです。カジノ側もある特定のディーラーの時だけある特定のプレイヤーが勝ち続けたりすると、ビデオに収録して監査したりします。統計でカジノでの不正の60%近くは従業員が関与していると言われていますので、カジノ側が最も警戒するのいつでもこの問題なのです。

それに比べてオンラインカジノではディスプレイを挟みますのでそんなことはなく、カジノ側としても楽ですね。その分人件費等も省略できますのでヨーロピアンタイプのルーレットやアンプリゾンルールなども提供できるのです。