バカラの自分なりに立てた戦略と実践結果

先週バカラの出目を見ながら考えて、とある戦略を思いつきましたので実践してみました。

 

私の考えたバカラ戦略

まず実際のライブカジノの出目から考察を見ていただきたいのですが、どちらかが連勝する確率は7連勝あたりから急に低くなります。

連勝数 プレイヤー連勝記録 バンカー連勝記録 両者の合計
3連勝 10回 12回 22回
4連勝 7回 5回 12回
5連勝 2回 5回 7回
6連勝 4回 2回 6回
7連勝 1回 0回 1回

もう一度表を再掲載します。

 

そこでどちらかが6連勝したら逆張りしようという戦略です。

それだとまだ心もとないので、最初の賭け金を$10とし、3回分のマーチンゲール法を組み合わせました。

例えばバンカーが6連勝したとします。(タイは除く。)

次の勝負はプレイヤーに$10賭けます。そこで勝てば回収ですが、負けた場合は次の勝負プレイヤー勝ちに$20賭けます。ここで勝った場合も回収です。

それでも負けてしまった場合は次の勝負プレイヤー勝ちに$40賭けます。勝てば回収ですが、負ければここで素直に負けを認め終了ということにします。

つまりどちらかが9連勝すればこちらの負けとなることになります。

 

この戦略を立てた理由

なぜこんな無謀そうな戦略を立てたのかといいますと、二つの理由があります。

一つは先週出目を見て、適当に流れを見て賭けたのですが、多少は浮いたものの負ける時はしっかりと負け、バカラに流れはないという結論を出したからです。

流れとは結果から見てこじつけたものであり、今の勝敗結果が後の勝敗結果に及ぼす影響はないということです。

最も流れなんてものがあればバカラに必勝法が存在して、皆勝ててカジノが潰れてしまいますけどね。

しかしバカラは従属事象のゲームです。ここに二つ目の理由があります。

ライブバカラはライブブラックジャックのように、使われたカードはシューへ戻されず、ディスカードホールダーへ入れられます。

これはどういうことを意味するのかといいますと、次のゲームはシューのカード構成が変わっていることを意味します。

一方シューのカード構成が変わらない(前の状態と同じ)ゲームを独立事象といいます。

では独立事象と従属事象ではどう違うのかといいますと、独立事象の場合は始めも終わりも無く、全く同じ状態での試行が繰り返されるため、結果に対しての偏りというものが大きいです。これはルーレットで赤がずっと続く時や黒がずっと続く時が意外なほど多いのと一緒です。

しかし従属事象の場合はカード構成に変化があり、8デッキのカードがなくなる頃(実際はカットカードが現れた時)にそのラウンドが終わるため、独立事象に比べて結果は収束しやすいのではないかという仮説が立ちます。収束とはプレイヤー1:バンカー0.95の比で勝つということです。(バンカー側には5%のコミッションがあるため。)

実際にはそんなふうにいかないのは100も承知ですが、独立事象に比べると収束へ向かう力は強い気がします。

つまりまあ6連勝もしたなら次は収束からして負けるだろうということです。

 

いざ実践してみて

ベラジョンカジノのカジノパリスで、バカラA、B、スピードバカラA、Bと4つのテーブルを立ち上げて機を伺っていましたが、左下のテーブルにチャンスがきました。

 

前回まで6回連続でバンカーが勝っていますので、予定通り今回はプレイヤー勝ち$10ベットします。

 

結果はバンカーが勝ち、負けベットになってしまったので、次はプレイヤー勝ちに$20をベットします。

 

ひどいですがこのゲームもバンカーが勝ち、負けベットになってしまいました。

次はいよいよ最後の$40ベットです。嫌な予感がしましたよ。

 

何と次もバンカー勝ち。

「はあー」という感じです。

 

マーチンゲール法は負けが加速すると恐ろしいので予定通りここでベットは止めてしまいましたが、次にプレイヤーが勝ち断ち切ったみたいです。

物凄く悔しい負け方ですね。つかなかったとしかいいようがありません。最悪でした。

 

一番最初の実践で負けててしまったのですから、さすがに力が抜けましたよ。$70勝てば止めるつもりでしたが、最初の回で敗退です。$70の損失でした。

 

考察と感想

今回は負けてしまいましたが、自分で出目から有効な賭け方を研究してみて、それを実践で試してみるというのは面白いと思いました。勝っていれば相当に気分が良かったと思います。従属事象の方が独立事象よりも確率のバラツキは少ないという仮説は当たっていると思いますが、やはりカジノゲームは負ける時は負けるといったところでしょうか。

しかしここまでダメだったら負けを認めるとした上で、戦略を立ててベットするのであれば、マーチンゲール法も有力な攻略法だと思いました。大切なのは最初に戦略を立てるということです。そして負けの線引きをあらかじめ決めておくことです。でないとずるずると負けがかさんでしまいますからね。

最後に面白い連勝結果を見せます。

何とプレイヤー側の12連勝です。こういうことが有り得なそうで有り得るのですね。これを見てもやはり負けの線引きを決めておくのは重要だと思いました。

バカラでは本当に5%のコミッション分バンカーが有利なのか?

バカラを始めてみた時、なぜこのゲームはバンカーが勝った時だけ5%のコミッションが取られるのか?

5%のコミッションを取られるくらいバンカーが本当に有利なのか?

と誰しもが疑問を持つと思います。ここではその疑問を考えてみました。

まずは以下の表を作って考察してみました。

 

 

バンカーのアクションはどちらに有利に働くか考察

以下の表はバンカーの3枚目カードを引くかどうかのアクションが、どちらに利があるかを色分けしたものです。升目の数字はプレイヤーの最初の2枚の合計点数です。

プレイヤー有利がブルー系、バンカー有利がグリーン系となります。

白抜きはバンカーが3枚目のカードを引く前が同点で、3枚目のカードを引くアクションがどちらに利か不明なので白抜きとしました。

例えばプレイヤーの2枚の合計点数が5点(升目)で、バンカーの2枚の合計点数が4点(縦軸)、プレイヤーの3枚目のカードが6(横軸)だったとします。これですとバンカーは3枚目のカードを引く(ドロー)することになります。プレイヤー1点対バンカー5点で、このままバンカーが3枚目を引かな(スタンド)ければバンカーが勝ちのため、ドローすることはバンカー不利でプレイヤーに有利です。(スタンドだと逆転の目がないため。)よってネイビーブルーで表示されます。

もう一例挙げますとプレイヤーの2枚の合計点数が2点、バンカーの2枚の合計点数が5点、プレイヤーの3枚目のカードが2だったとします。これですとバンカーはスタンドすることになります。プレイヤー4点対バンカー5点なので、このスタンドはバンカーに利があることになります。(ドローだとプレイヤーに逆転の目が生じるため。)よってグリーンで表示されます。

 

バンカーのアクションはどちらに有利に働くか
プレイヤーの3枚目のカード
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 なし
バンカーの合計点 0点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7
1点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7
2点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7
3点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7
4点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7
5点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7
6点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7
7点
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
0 1 2
3 4 5
6
7

Dバンカー有利 Dプレイヤー有利:ドロー(カードを引く)

Sバンカー有利 Sプレイヤー有利:スタンド(カードを引かない)

 

こうしてみますと緑の方が青よりも多く、バンカーの3枚目のカードを引くかどうかのアクションは、バンカーに利が多い感じがします。5%のコミッション額というのが妥当かどうかは分かりませんが、バンカーの2枚の合計点数とプレイヤーの3枚目のカードでバンカーがアクションを決めるというのは、この数字に近似させるためと考えられそうです。

 

実際のライブカジノの出目から考察

実際には場合分けが多すぎて、どちらがどれだけ有利か計算できませんので、実際のサンプルの結果から考えてみます。以下ランダムな7ラウンドの出目のサンプルです。

1)

2)

3)

4)

5)

6)

7)

 

これから分かることは、大体どのラウンドも70ハンド前後で終了(カットカードが出てくるまで)し、バンカーが多く勝つラウンド(1、3、6、7)もあれば、プレイヤーが多く勝つラウンド(2、4、5)もあるということです。

7ラウンド(476ハンド)のバンカー勝利数の合計は、34+30+32+23+28+35+36=218ハンド、プレイヤー勝利数の合計は、29+31+26+38+38+29+32=223ハンド、タイの合計は、3+5+8+6+3+6+4=35ハンドです。

意外にもバンカー勝利数よりもプレイヤー勝利数の方が多く、7ラウンド(476ハンド)くらいでは確率通りに収束しないことが分かります。

タイベットは賭け金1に対して8の配当になりますが、それですと控除率を考慮しなければ1/9≒0.1111の当たる確率にならなければなりません。しかしこの例では35/476≒0.0735と大分小さく、タイベットは控除率が大きくて損なのではという感じがします。

次に連勝記録を見てみます。

連勝数 プレイヤー連勝記録 バンカー連勝記録 両者の合計
3連勝 10回 12回 22回
4連勝 7回 5回 12回
5連勝 2回 5回 7回
6連勝 4回 2回 6回
7連勝 1回 0回 1回

この連勝記録はタイは考えないものとします。

この結果は予想通り、連勝数が伸びるほど、その起こる回数は減っていきます。特に7連勝となると中々起こりにくいというのが分かります。

 

まとめ

今回はバカラのバンカー側の5%のコミッションは妥当なのか考えてみました。

バンカーの3枚目のアクションは、どうもバンカーに利がある感じを作成表から得ました。

しかし実際には計算ができないため、ライブカジノの実際の結果から統計的に考えてみました。

7ラウンド(476ハンド)とサンプル数は多くありませんが、プレイヤー勝ち数の方がバンカー勝ち数より大きかったのは少し意外でした。

仮にバンカー側が5%のコミッション分有利だったとしても、これくらいのハンド数では全然収束しないのが分かりました。逆に言うとバンカーに賭けるのは5%のコミッションが取られる分損な感じがします。

どちらか迷ったらコミッションの取られないプレイヤーに賭ける方が良さそうです。

バカラ攻略法を研究してみる

カジノゲームで、最も高額な賭けが行われるのがバカラ(Baccarat)です。

バカラ baccarat は、イタリア語で 0 を意味します。

バカラは、1500 年頃のイタリアで生まれたという説が有力で、貴族の間の賭博として流行していたそうです。

その後フランスを始めとするヨーロッパで発展して、現在のルールとなったのは 19 世紀とされており、19, 20 世紀のギャンブルの中心はルーレットとバカラでした。

20 世紀後半にアメリカのカジノで採用され、大金を賭けるハイ・ローラーの間で人気となったため、多くのカジノではVIP待遇でもてなす、バカラ専用の部屋も用意されました。

viproom

ルーレットがカジノの女王(Queen)なら、バカラはカジノの王様(King)と言われています。

 

バカラのルールは架空のプレイヤーとバンカーが対戦し、ユーザーはどちらが勝つか、或いは引き分けるかに賭けるゲームです。

プレイヤー勝ち、バンカー勝ち、引き分けの三択しかなく、後は自動的にゲームが進行するためユーザーはルールを知らなくてもできます。

 

ではバカラのルールを説明します。

最初にユーザーはプレーヤーかバンカーか引き分けかにチップを置きます。(サイドベットもありますが、ここでは省略します。)

Baccarat1

 

ディールするとプレイヤーとバンカーに2枚ずつカードが配られます。

カードはジョーカーを除く52枚を1デッキとして使用しますが、ワイルドジャングルカジノでは6デッキ仕様になっています。

Baccarat2

Aは1、2~9はそのままの数字、T、J、Q、Kは0扱いとなります。

それぞれ2枚のカードを足した合計数に応じて、それぞれが3枚目のカードを引くかどうか決めます。

尚、合計数が2桁になってしまった場合は1の位を評価の対象とします。(2、Kなら2)

最終的にカードの合計数の1の位が9に近い方が勝ちとなります。

 

2枚の合計が8か9になった場合をナチュラルといい、どちらか或いは両方がナチュラルになった場合は3枚目のカードは引きません。(数の大きい方が勝ち。どちらも8だった場合と、どちらも9だった場合は引き分け。)

双方が6か7になった場合も、3枚目のカードは引かずにゲームは終了します。(どちらかが6でどちらかが7だった場合は7の勝ち。どちらも6だった場合と、どちらも7だった場合は引き分け。)

上述に該当しないで、プレイヤーが5以下ならプレイヤーに3枚目のカードが配られます。

プレイヤーの3枚目のカードの値に応じて、バンカーが3枚目を引くかどうかを決定します。

Baccarat3

 

Baccarat4

この場合は2枚のカードを配られた時点で、プレイヤーは0、バンカーは1より、プレイヤーに3枚目のカードが配られます。

プレイヤーの3枚目のカードが5、バンカー1より、上表によってバンカーに3枚目のカードが配られます。

勝負はプレイヤーが5、バンカーが3よりプレイヤーの勝ちとなりました。

 

配当はプレイヤーに賭けて勝った場合は1倍の配当、バンカーに賭けて勝った場合は0.95倍の配当、引き分けに賭けて引き分けた場合は8倍の配当となります。

バンカーの0.95倍の配当というのが、残り0.05倍の分($100賭けて勝って$95の配当を得たら$5分)が胴元の取り分となります。

胴元の取り分はコミッションとも言われていますが、これから推測しても分る通り、プレイヤーとバンカーではバンカーの方が有利です。

コミッションを差し引いても僅かにバンカーの方が有利と言われています。

 

実際にはオンラインカジノ側が対戦相手も胴元も兼ねますので、長くやればやるほどユーザーは損する計算になります。

しかしユーザーにも利点がありますが、それは賭け金を調節することができる権利、いつでも止められる権利があることです。

これを生かして、流れを読んでベットすることになります。

 

バカラはブラックジャックに少し似ているところがありますが、カードが偏ってもあまり確率は変わらず、カードカウンティングはブラックジャックほど有効ではありません。

私自身も試してみましたが、バカラはほとんど運ゲーだと思いました。

バカラに必勝法はありません。

 

バカラで稼ぎたいなら、流れに偏りが生じた時大きく賭けて、コミッションが影響されないくらいの短期間で決着を着けるのが正しいと思います。

先程も書きましたが、こういうゲームは長引けば長引く程、コミッションにいよる影響が大きく出ますのでユーザーにとって不利となります。

 

バカラ賭博は、浜田幸一氏が議員辞職、狛江市長が30億円も借金、ビートキヨンが書類送検、梅宮アンナの前夫が逮捕、テレビ朝日職員が逮捕、南麻布の闇カジノが摘発とあまりいいイメージはありません。

しかしこれだけハイローラーに人気がある、カジノの王様と言われたバカラを一度は試してみて下さい。