ブラックジャック

記事編集日 2017.11.21 記事作成日 2017.11.13

 

ルール

ジョーカーを除く1デッキ52枚のカードを使ったディーラーとの対戦型ゲームで、各々2枚以上のカードを使って合計が21を超えずに21に近づけた方が勝ちとなるゲームです。2~9まではその数字、T、J、Q、Kは10とみなし、Aは1にも11にもなります。使用されるデッキ数は通常6か8が多いです。

 

チップを置きディールしますと、プレイヤー(手前側)に2枚、ディーラーに2枚(1枚は裏)のカードが配られます。最初にアクションを起こすのはプレイヤーの方です。この場合は7ですのでヒット(1枚カードを引くこと)します。尚プレイヤーの最初の2枚のカードでAと10の21ができた場合ブラックジャックと呼び、ディーラーがブラックジャックで無い限り無条件で勝ちとなり1.5倍の配当を受けます。このAと10の最強ハンドのことをナチュラルともいいます。

 

Aがきました。Aは1にも11にもなるため合計は8か18ですが、いい方が採用されます。18はそれほど悪くはないのでスタンド(これ以上のカードを引かないこと)しました。尚21を超え(22以上)てしまったらバーストとなりプレイヤーの即負けとなります。

 

スタンドしたらディーラーのアクションの番となります。ディーラーの裏のカードは表に返され、以下に従ったルールでアクションが取られます。

 

17以上でスタンドし、16以下は常にヒットする。(通常はソフトハンドも含める。)

 

このルールがあるためディーラーに選択の余地はありません。(これはディーラーがプレイヤーと結託することをハウス側が警戒しているため。)

ディーラーの最初の合計は15でしたので、ルールに従いヒットしたら9が出て合計24のバーストとなりプレイヤーの勝ちとなりました。ディーラーがスタンドした場合は、21に近い方が勝ちとなります。

プレイヤーが勝ったら1倍の配当を受け、負けたら賭け金が没収されます。引き分けた場合はプッシュといって賭け金が返金されます。

尚ディーラーの最初の2枚のカードでブラックジャックとなった場合、プレイヤーがブラックジャックでない限り無条件でディーラーの勝ちとなりますが、この場合はただ賭け金が没収されるだけです。

 

ディーラーの最初のカードがAだった場合、プレイヤーにはインシュランスの選択が与えられます。これは賭け金の半額を払う代りに、ディーラーがもしブラックジャックだった場合、インシュランス代を含めて賭け金が戻ってくるという保険です。ブラックジャックでない場合はインシュランス代が没収されゲームは続行となります。

 

プレイヤーが3枚目のカードを引く前にヒット、スタンドの他にダブルという選択があります。これは賭け金を倍にし、プレイヤーが1枚のみのヒットで勝負することです。

11ですのでダブルしてみました。更に$2払ってもう1枚カードを引きます。

 

プレイヤーの3枚目のカードは最悪のAでした。ダブルなのでこれ以上もうカードは引けず合計は12です。しかしディーラーがバーストしてくれてプレイヤーの勝ちとなりました。

 

ハウスの利点

プレイヤーは先にアクションを起こさねばならず、双方バーストするにしてもこれに従いディーラーの勝ちになる。平均的なバースト率は15%と言われている。

 

プレイヤーの利点

BJが出た場合1.5倍の支払いを受けるが、ディーラーがBJを出しても賭け金が取られるだけ。

プレイヤーには随所に選択の余地(スタンド、ヒット、ダブル、インシュランス、スプリット)があるが、ディーラーにはなくただハウスルールに従ってプレイするのみ。

 

ディーラーのハンドの最終合計値の分布から考察

ディーラーは常に一定のプレイをするため、その傾向を掴むことができます。ここではその傾向を見てみたいと思います。

アップカードを特に意識しなければ、ディーラーのハンドの最終合計値の分布はこんな感じになります。

バースト率は約28%と突出しているように見えますが、逆の見方をすると72%は踏みとどまり、その内の5%程度はBJになってしまうことが分かります。

しかし実際はアップカードによってグラフの形が大きく異なりますので、次にアップカードによる違いを見ていきたいと思います。

 

左上から右下まで2、3、4、5、6、7、8、9、10、Aという順になっています。

これで分かることはディーラーがバーストしやすいアップカードは2~6で、特に5、6が最もバーストしやすいが、それでも50%以上はパットハンドに到達するということです。

そして8以上になるとバーストする確率は25%未満まで下がり、7以上はアップカードの数+10という強いハンドを作る可能性が高いことが分かります。

 

 

基本戦略

使用されるカードがランダムでカウンティング等の情報がない時、これに従うことにより最もプレイヤーの成績を高めてくれる戦略。期待値0%で理論上はほぼトントンになる。

ディーラーのアップカード
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
プレイヤーのハンド スプリット A-A Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp
10-10 S S S S S S S S S S
9-9 Sp Sp Sp Sp Sp S Sp Sp S S
8-8 Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp Sp
7-7 Sp Sp Sp Sp Sp Sp H H H H
6-6 H Sp Sp Sp Sp H H H H H
5-5 D D D D D D D D H H
4-4 H H H H H H H H H H
3-3 H H Sp Sp Sp Sp H H H H
2-2 H H Sp Sp Sp Sp H H H H
ハードハンド H17↑ S S S S S S S S S S
H16 S S S S S H H Su/H Su/H Su/H
H15 S S S S S H H H Su/H H
H14 S S S S S H H H H H
H13 S S S S S H H H H H
H12 H H S S S H H H H H
11 D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H H
10 D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H D/H H H
9 H D/H D/H D/H D/H H H H H H
8↓ H H H H H H H H H H
ソフトハンド S19↑ S S S S S S S S S S
S18 S D/S D/S D/S D/S S S H H H
S17 H D/H D/H D/H D/H H H H H H
S16 H H D/H D/H D/H H H H H H
S15 H H D/H D/H D/H H H H H H
S14 H H H D/H D/H H H H H H
S13 H H H D/H D/H H H H H H

Sp:スプリット、S:スタンド、H:ヒット、D:ダブル、Su:サレンダー、Su/H:サレンダー不可のルールではヒット、D/H:ダブル不可のルールではヒット、D/S:ダブル不可のルールではスタンド

 

用語集

ソフトハンド:Aを含むハンド

ハードハンド:Aを含まないハンド

アップカード:ディーラーの表向きの最初の1枚目のカード

パット:合計が17~21

スティッフハンド:12~16のハンド

ナチュラル:最初の2枚で21になってるハンドで、要はBJのこと