バカラ

記事編集日 2018.5.14

バカラの歴史

バカラ(Baccarat)はヨーロッパでは最も歴史のあるゲームで、1500年頃のイタリアが発祥の地で、当時の金持ち貴族の間で大流行しました。最もバカラに限らずギャンブル自体が盛んだったみたいです。ちなみにBaccaratはイタリア語で0を意味します。

その後フランスやイギリスに伝わり、フランスではシュマン・ドフェール”Chemin De Fer”(鉄道)と名づけられ、イギリスではシェミィ”Chemmy”と名づけられ”Game of Kings”王様達のゲームと尊称されるようになりました。

鉄道というのは、ゲームテーブルの手摺りに添ってサボ(カード入れのシュー)が順番に移動する様子が汽車と停車場に似ていたのでしょう。

これらのヨーロピアンスタイルのバカラは、プレイヤーの一人がバンカーを受け持ち、他のプレイヤーはプレイヤーサイドに回るプレイヤー同士の対戦でした。カードを引くか引かないかの若干のオプション(選択肢)もあり、ディーラーはバンカーが勝った時5%のコミッションを徴収するだけで、何のリスクも負いませんでした。

1950年頃になるとカリブ海のカジノ経由でアメリカのラスベガスにも伝わってきましたが、当時は気質が合わなかったのか一気に流行というわけにはいきませんでした。

やがてカジノ側が全ての賭け金を引き受け、オプションも無くしてゲームを単純化し、小額でも参加できるミニバカラを開発して、ようやくブラックジャックと拮抗するくらいの人気になっていきました。

そしてバカラは現在、カジノの王様と言われるくらいの地位までこぎつけることができました。

 

バカラのルール

ここではアメリカンスタイルのバカラについてルールを説明します。アメリカンスタイルのバカラはヨーロッパではパント・バンコ(Punto Banco)と言われています。

 

カードは52枚×8デッキ使用となります。

プレイヤーは基本的にはプレイヤーかバンカーどちらが勝つか或いは引き分けるかに賭けるだけです。

プレイヤーバンカーともカードの合計の1の位を点とし、点の高い方が勝ちとなります。

 

ベットボードを拡大するとこんな感じです。

これはプレイヤー勝ちに$2賭けたところです。

 

プレイヤーに2枚、バンカーに2枚のカードを配ります。

Aは1、2~9はその数、J~Kは0としてそれぞれの合計を数え、その1の位を点とします。

この場合ですと、プレイヤーは8点、バンカーは6点となります。

どちらか或いは両者ともこの値が8点か9点の場合はナチュラルといってもうこれ以上カードは引きません。

この場合はプレイヤー8点でナチュラルですので、これ以上カードは引かずこのままで勝負ということになります。

プレヤー8点対バンカー6点なので、点の高いプレイヤーの勝ちとなります。

 

両者とも7点以下の場合は先にプレイヤーを見て、プレイヤーが0~5点の場合はプレイヤーがカードを1枚引き、6、7点の場合は引きません。

引いた場合はそのカードも合計した1の位がプレイヤーの点になります。6、7点の場合はそのまま点になります。

 

一方バンカーはバンカーのカードの2枚の合計点とプレイヤーの3枚目のカードを見て引くかどうを決定します。

バンカー0、1、2点はプレイヤーの3枚目のカードがいかなる値であっても引きます。

バンカー3点の時はプレイヤーの3枚目のカードが8の時以外は引きます。

バンカー4点の時はプレイヤーの3枚目のカードが2~7の時はバンカーは3枚目のカードを引きます。

バンカー5点の時はプレイヤーの3枚目のカードが4~7の時はバンカーは3枚目のカードを引きます。

バンカー6点の時はプレイヤーの3枚目のカードが6、7の時はバンカーは3枚目のカードを引きます。

バンカー7点の時はバンカーは3枚目のカードを引きません。

バンカーのアクション一覧
プレイヤーの3枚目のカード
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
バンカーの合計点 0点 D D D D D D D D D D
1点 D D D D D D D D D D
2点 D D D D D D D D D D
3点 D D D D D D D D S D
4点 S S D D D D D D S S
5点 S S S S D D D D S S
6点 S S S S S S D D S S
7点 S S S S S S S S S S

D:ドロー(カードを引く) S:スタンド(カードを引かない)

プレイヤーが3枚目のカードを引かない時(つまりプレイヤーが6、7点の時)は、バンカーが5点以下の時はバンカーはカードを1枚引き、6点以上の場合は引きません。

こうして3枚目のカードがある場合はそれも足した合計点でもって、プレイヤー勝ちかバンカー勝ちか引き分けかを判断します。

 

例1)プレイヤー0点、バンカー7点よりバンカーの勝ち

 

例2)プレイヤー4点、バンカー3点よりプレイヤーの勝ち

 

例3)プレイヤー8点、バンカー7点よりプレイヤーの勝ち

 

例4)プレイヤー6点、バンカー6点よりタイ

 

配当

プレイヤーにベットしてプレイヤーが勝った場合賭け金1に対して1の配当、但し引き分けた場合は賭け金が返金

バンカーにベットしてバンカーが勝った場合賭け金1に対して0.95の配当、但し引き分けた場合は賭け金が返金

タイにベットして引き分けた場合賭け金1に対して8の配当

プレイヤーペアにベットしてプレイヤーがペアだった場合賭け金1に対して11の配当(サイドベット)

バンカーペアにベットしてバンカーがペアだった場合賭け金1に対して11の配当(サイドベット)

 

バンカーが勝った場合は0.95の配当しかありませんが、この0.05つまり5%にあたる分がカジノ側の手数料に相当します。

尚ノーコミッションバカラというのもありますが、これはバンカーにベットしてバンカーが勝った場合は賭け金1に対して1の配当となりますが、代りにプレイヤーかバンカーにベットして引き分けた場合は賭け金は没収となります。

 

バカラゲームの急所

バカラゲームの急所は3点ほどあります。

1、バンカーの3枚目のカードを引くかどうかは、バンカーの2枚の合計点とプレイヤーの3枚目のカードの数で決まる

バンカーの2枚の合計点とプレイヤーの2枚の合計点というなら分かりますが、プレイヤーの3枚目のカードの数で決まるというのは不思議な感じがしませんか?なざならば3枚目のカードでプレイヤーの点がアップするとは限らないからです。

2、プレイヤーが勝った場合は1の配当なのに、バンカーが勝った場合だけ0.95の配当で、バンカー勝ちの場合だけ5%のコミッションが取られる

これは逆に言うと5%のコミッションの分バンカーの方が勝ちやすいということを意味しています。しかしバンカーの方が勝ちやすいにしても、この5%のコミッションというのは勝率からして妥当な数字なのかという疑問が残るところです。

3、従属事象のゲームである

バカラもブラックジャックと同じように、使ったカードはディスカードホールダーへ入れられますので、次のいゲームでシューのデッキ構成が変わっており、従属事象だということです。

シューの赤いカードがカットカードで、このカードが出てくるとこのゲームがラストゲームとなり、それ以降のゲームは新しいデッキに変わります。