テキサスホールデムの優秀な戦略を編み出す
- 2020/04/09
- ポーカー
記事編集日 2023.7.3
カジノゲームのポーカーにはカジノホールデムと並んでテキサスホールデムというのもあります。テキサスホールデムは普通はポーカールームでプレイヤー間同士の対戦になりますが、こここでは他のライブゲームと同じく、やはりディーラー対プレイヤーという勝負になります。
カジノホールデムに比べると人気が無いようですが、プレイヤーにとってはこちらの方が選択肢が多く、期待値の高いアクションをすることによってお金を多く残せるような感じです。
テキサスホールデムのルール
ディーラー対プレイヤーで、52枚1デッキ使用です。これはEvolution Gamingのテキサスホールデムですが、賭け額の範囲は$0.5~$500です。しかしプレイするには賭け額(Ante)と同じ参加料(Blind)を払わなければなりません。
プレイヤーに2枚表向きにカードが配られ、ディーラーには2枚裏向きに配られます。プリフロップ(Anteの×4、×3、チェック)、フロップ(Anteの×2、チェック)、リバー(Anteのチェック×1、フォールド)のアクションを経由して、プレイヤーの2枚のカードとボードの5枚のカードから3枚を取って、ディーラーの2枚のカードとボードの5枚のカードから3枚を取った手と役の高さを競うゲームです。
3ラウンドでどれか一つアクション(Play)を取らなければフォールドすることになるため、リバーでチェックしたとしてショーダウン勝負に持ち込むには、ワンゲーム実質$1.5~$1500となります。
ディーラーは最低ワンペアなければ資格無しとなります。
結果 | Ante | Blind | Play |
ディーラー資格無し、プレイヤー勝ち | 戻し | 勝ち | 1:1 |
ディーラー資格無し、プレイヤー負け | 戻し | 負け | 負け |
ディーラー資格有り、プレイヤー勝ち | 1:1 | 勝ち | 1:1 |
ディーラー資格有り、プレイヤー負け | 負け | 負け | 負け |
ディーラー資格有り、引き分け | 戻し | 戻し | 戻し |
プレイヤーフォールド | 負け | 負け |
役 | Blindの勝ち配当 |
ロイヤルストレートフラッッシュ | 1:500 |
ストレートフラッシュ | 1:50 |
フォーカード | 1:10 |
フルハウス | 1:3 |
フラッシュ | 1:1.5 |
ストレート | 1:1 |
他のハンド | 戻し |
例1)
Anteに$0.5を置くと、自動的にBlindに同額の$0.5が置かれます。
プレイヤーに2枚表向きのカードが配られ、ディーラーには2枚裏向きのカードが配られます。これがプリフロップの段階で、プレイヤーは2枚のカードを見て、Anteの×4、×3、チェックの中から選択します。ここで×4や×3を選択すると、この場合はPlayに$2、$1.5が置かれ、ディールして勝負となります。5、2オフスーツではとても弱いのでここはチャック(チップを上乗せず)しました。
これがプリフロップでチェックした時のフロップです。ボードには3枚表向きにカードが配られます。この状態を見てプレイヤーはAnteの×2かチャックを選択します。情報が出て選択できるプレイヤーに有利な材料が出てくるため、Anteに置けるベット額も小さくなります。ここで×2を選択すると、この場合はPlayに$1が置かれ、ディールして勝負となります。フロップでペアがヒットせず、Qのハイカードなので、ここはチャックしました。
これがフロップでチェックした時のリバーです。ボードには更に2枚表向きにカードが配られます。この状態を見てプレイヤーはAnteの×1かフォールドを選択します。ここで×1を選択すると、この場合はPlayに$0.5が置かれ、ディーラーとショーダウンして勝負となります。ボードにできた6のペアとボードのKがキッカーなのでとても勝ち目はないと思い、ここはフォールドしました。AnteとBlindは没収されます。
ショーダウンするとディーラーはツーペアでしたので、私の負けているところでした。チェク、チェック、フォールドは正しい選択だったと言えます。
例2)
ハイカードですがキッカーが強かったので最後までチェックしました。結果としてディーラー資格なしでプレイヤーのハイカード勝ち(Q対J)です。AnteとBlindは戻ってきてPlayは1:1の配当となりました。よって合計$1.5の賭けで$2のリターンとなります。
例3)
JJハンドで今フロップで×2を選択しました。Anteの2倍の金額$1がPlayに置かれます。
結果はディーラーの資格がありで、ランクの高いツーペアでこちらの勝ちです。AnteとPlayにそれぞれ1:1の配当を受けました。結果として合計$2賭けて$3.5のリターンとなります。
例4)
リバーでチェックしてフラッシュになり、ディーラー資格ありでこちらの勝ちです。AnteとPlayは1:1の配当、Blindは1:1.5の配当となり、結果として合計$1.5賭けて$3.25のリターンとなります。
例5)
プリフロップでポケット9となり×4を選択しました。ディーラーは資格ありでこちらの勝ちです。Anteに$0.5、Blindに$0.5、Playに$2の合計$3賭けで、$5.5のリターンとなりました。
Trips
このゲームにはTripsというサイドベットがあります。これはAnteを賭けた者のみの権利で、Tripsにもチップを置くことができます。これはプレイヤーの最後の5枚のカードでスリーカード以上を作ると配当となります。ディラーのカードは関係ありません。
役 | Tripsの勝ち配当 |
ロイヤルストレートフラッッシュ | 1:50 |
ストレートフラッシュ | 1:40 |
フォーカード | 1:30 |
フルハウス | 1:8 |
フラッシュ | 1:7 |
ストレート | 1:4 |
スリーカード | 1:3 |
理論上の還元率
合計メインベット99.47%、Trips96.5%とあります。合計メインベットはカジノホールデムの98.7%より高いようです。これも普通にやっても1/2の勝率があるため、どこら辺が控除率の対象になっているのか見えにくいゲームです。恐らくディーラー資格無しのプレイヤーが勝った時のAnteの戻し辺りだと思われます。
実戦
このゲームはカジノホールデムよりかは多少選択肢が多く、ルールを覚えたくらいでは急所を掴みにくい所があります。よって最初に実戦から入ってゲームの特徴を掴んでみたいと思います。
配られた2枚のハンドが強いならプリフロップ×3、とても強いなら×4、フロップで勝てそうな役ができたら×2、リバーで負けてそうと思ったらフォールド。こんな感じの戦略になると思います。
しかしどの程度を持って強い弱いを判断するのか線引きが分からないところです。そこで取り敢えず感覚を頼りにカジノシークレットのEvolution Gamingのライブディーラーで、最低ベット額$0.5で、30ハンドほどプレイしてみました。
例 | プレイヤーハンド | ディーラーハンド | コミュニティーカード | クオリファイ有無 | 結果と配当もしくは損失 |
例1 | 8♥A♥ | 4♣6♣ | 6♦J♦8♠ 6♠T♥ | ○ | ツーペア対スリーカードでディーラーの勝ち損失$1.5 |
例2 | 8♣3♠ | 8♥9♣ | J♥4♥T♥ 4♣9♦ | ○ | ペア対ストレートでディーラーの勝ち損失$1 |
例3 | A♠8♥ | 5♣4♣ | 9♦5♠2♠ 6♥T♣ | ○ | ハイカード対ペアでディーラーの勝ち損失$1.5 |
例4 | J♣5♥ | A♦T♣ | Q♠J♠T♦ 3♥7♠ | ○ | Jのペア対Tのペアでプレイヤーの勝ち配当$1 |
例5 | J♣3♠ | T♥8♥ | K♥4♥K♦ 6♦5♦ | ○ | 互いにKのペアだけどキッカーJ対Tだけどフォールドでディーラーの勝ち損失$1 |
例6 | K♦2♦ | T♣2♥ | 6♥8♣K♠ 3♣3♦ | ○ | ツーペア対ワンペアでプレイヤー勝ち配当$1.5 |
例7 | 3♥6♠ | 7♠T♠ | 8♥4♦4♣ K♠6♥ | ○ | ツーペア対ワンペアでプレイヤーの勝ち配当$1 |
例8 | 7♦A♣ | T♦8♦ | J♣Q♥A♠ K♣5♦ | ○ | ペア対ストレートでディーラーの勝ち損失$2 |
例9 | 7♥9♦ | J♥3♥ | 3♦K♥7♦ 2♣9♥ | ○ | ツーペア対ワンペアでプレイヤーの勝ち配当$1 |
例10 | 3♠J♦ | 8♣5♦ | 4♠Q♣4♣ K♣K♠ | ○ | ツーペア対ツーペアでプッシュ |
例11 | 5♥2♠ | 7♦4♠ | Q♠6♦4♦ 6♣K♠ | ○ | ワンペア対ツーペアでディーラーの勝ち損失$1 |
例12 | 4♣3♦ | 9♥J♥ | Q♥3♠J♦ 5♠6♣ | ○ | 3のペア対Jのペアでディーラーの勝ち損失$1.5 |
例13 | Q♠K♠ | K♥3♦ | 9♠6♠J♣ A♣7♦ | × | ハイカードキッカーQ対ハイカードキッカーJでプレイヤーの勝ち配当$1 |
例14 | 3♣4♥ | 7♠A♣ | 8♥5♦8♠ 7♣2♦ | ○ | ペア対ツーペアでディーラーの勝ち損失$1 |
例15 | J♥J♠ | 8♣3♦ | 6♣2♣7♦ 2♠8♦ | ○ | ツーペアキッカー8対ツーペアキッカー7でプレイヤーの勝ち配当$1.5 |
例16 | J♣3♠ | T♥8♥ | k♥4♥K♦ 6♦5♦ | ○ | ペアキッカーJ対ペアキッカーTでプレイヤーの勝ちだがフォールドして損失$1 |
例17 | A♠3♣ | 2♠K♥ | 6♥8♦Q♣ 9♣7♦ | × | ハイカードA対ハイカードKでプレイヤーの勝ちだがフォールドして損失$1 |
例18 | 9♠8♣ | J♥A♥ | T♠2♦T♣ Q♦3♣ | ○ | 5のペアキッカーQ対ペアキッカーAでディーラーの勝ちだがフォールドで損失$1 |
例19 | 6♦8♠ | 8♥K♦ | 8♦8♣J♥ T♥9♣ | ○ | スリーカードキッカーJ対スリーカードキッカーKでディーラーの勝ち損失$2 |
例20 | 4♥4♠ | T♦T♥ | 5♥2♥T♣ 9♣Q♦ | ○ | ペア対スリーカードでディーラーの勝ち損失$1.5 |
例21 | 9♣5♣ | 8♥4♥ | T♥8♠J♦ 6♣9♦ | ○ | 9のペア対8のペアでプレイヤーの勝ち配当$1 |
例22 | A♠2♠ | A♣3♥ | 6♦9♠Q♣ 4♣2♥ | × | ペア対ハイカードでプレイヤーの勝ち配当$0.5 |
例23 | 9♦6♠ | 7♥8♠ | A♣3♣6♣ A♠2♣ | ○ | ツーペア対ペアでプレイヤーの勝ち配当$1 |
例24 | 4♥9♠ | A♥3♣ | 2♠8♣3♥ Q♦A♣ | ○ | ペア対ツーペアでディーラーの勝ち損失$1.5 |
例25 | T♥6♦ | 3♠4♥ | 5♥9♣6♣ 7♣3♥ | ○ | ペア対ストレートでディーラーの勝ち損失$1.5 |
例26 | Q♥3♦ | J♠T♦ | 8♥3♠2♣ 7♣5♠ | × | ペア対ハイカードでプレイヤーの勝ち配当$0.5 |
例27 | T♥8♦ | 3♠A♦ | 7♠5♦4♠ 9♥5♣ | ○ | ペアキッカーT対ペアキッカーAでディーラーの勝ち損失$1 |
例28 | 3♥5♦ | 2♠3♣ | T♥8♥K♥ 2♣2♥ | ○ | フラッシュ対スリーカードでプレイヤーの勝ち配当$1.75 |
例29 | 9♦9♣ | J♦6♣ | Q♣K♠4♠ 7♣6♠ | ○ | 9のペア対6のペアでプレイヤーの勝ち配当$2.5 |
例30 | 5♥7♠ | J♠3♠ | 4♣A♥Q♦ 2♠Q♣ | ○ | Qのペアキッカー7対QのペアキッカーJでディーラーの勝ち損失$1 |
合計-$8.75
実戦から得た考察
30ハンドほどプレイしてみて気づいたことは、ディーラーがクオリファイしないことは意外に少なく、4ハンドほどしかありませんでした。大体はワンペア以上はできるということですね。
またプリフロップでペアが配られてもそれが下位のペアなら決して強いハンドでないことも分かります。例えば例20のように4のペアでも相手がそれより上のペアを持っていればほとんど絶望的ですし、オーバーカード2枚だったとしてもそれがヒットしてしまえばスリーカードにならない限りはほぼ負けてしまいます。
次にフロップで自分のカードがボードにヒットした時(例4のようにJ5と持っていてボードがQJT)の勝率を見てみます。勝率は5勝ち4敗でした。これから考えるとフロップで自分のカードがボードにヒットした時は半数以上のケースは勝てるということで、ショーダウンバリューはあると言えそうです。それが上位のペアなら×2でいいと思います。上位のペアとは9以上のペアです。
リバーまでで自分のカードとボードがヒットした時の勝率を見てみます。勝率は8勝5敗でした。これから考えるとリバーで自分のカードがボードにヒットして役ができた場合はそれがワンペアであっても勝てる可能性が高くショーダウンバリューはあると言えそうです。
考察を基に戦略を考える
プリフロップ戦略
テキサスホールデムの最初の2枚のカードにはハンドランクというものがあります。
A | K | Q | J | T | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | ||
オフ スー トの ハン ド |
A | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 15 | 15 | 15 | 15 | 15 | 20 | 20 |
K | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 15 | 20 | 20 | 25 | 25 | 30 | 30 | 35 | |
Q | 5 | 10 | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 | 35 | 35 | 35 | 40 | 45 | 45 | |
J | 10 | 15 | 20 | 5 | 15 | 20 | 25 | 35 | 45 | 45 | 50 | 55 | 55 | |
T | 15 | 20 | 25 | 25 | 5 | 20 | 25 | 35 | 45 | 55 | 55 | 60 | 65 | |
9 | 20 | 30 | 35 | 40 | 40 | 5 | 25 | 35 | 45 | 50 | 60 | 65 | 70 | |
8 | 25 | 40 | 50 | 50 | 50 | 50 | 10 | 35 | 45 | 50 | 65 | 75 | 75 | |
7 | 30 | 45 | 55 | 60 | 65 | 60 | 55 | 10 | 40 | 45 | 60 | 70 | 80 | |
6 | 35 | 45 | 60 | 70 | 75 | 70 | 65 | 65 | 15 | 45 | 55 | 65 | 80 | |
5 | 30 | 45 | 65 | 75 | 85 | 80 | 80 | 75 | 75 | 20 | 50 | 60 | 70 | |
4 | 30 | 55 | 70 | 80 | 85 | 90 | 90 | 90 | 85 | 80 | 25 | 65 | 75 | |
3 | 35 | 55 | 70 | 85 | 90 | 95 | 100 | 95 | 95 | 85 | 90 | 30 | 80 | |
2 | 40 | 60 | 75 | 85 | 90 | 95 | 100 | 100 | 100 | 95 | 100 | 100 | 40 |
上位5%のレンジ 99+、AJs+、AQ+
上位10%のレンジ 77+、A9s+、AJ+、KTs+、KQ、QJs
上位15%のレンジ 66+、A4s+、AT+、K9s+、KJ+、QTs+、JTs
上位20%のレンジ 55+、A2s+、A9+、K7s+、KT+、Q9s+、QJ、J9s+、T9s
上位25%のレンジ 44+、A2s+、A8+、K5s+、KT+、Q8s+、QT+、J8s+、JT、T8s+、98s
上位30%のレンジ 33+、A2s+、A4+、K3s+、K9+、Q8s+、QT+、J8s+、JT 、T8s+、98s
上位35%のレンジ 33+、A2s+、A3+、K2s+、K9+、Q5s+、Q9+、J7s+、JT 、T7s+、97s+、87s
上位40%のレンジ 22+、A2s+、A2+、K2s+、K8+、Q4s+、Q9+、J7s+、J9+、T7s+、T9、97s+、87s、76s
これが上位20%に入っているなら、プリフロップで×4にしてディールして悪くないと予想します。それ以外はチェックします。
フロップ戦略
フロップでは実戦で得た考察を基に、フロップで自分のカードがボードにヒットした時それが9のペア以上なら×2で悪くないと予想します。ドローハンド(後1枚でストレートやフラッシュが完成といったハンド)は、このゲームにはブラフといったものがないたフォールドエクイティが無く、単純に残り2枚では引ける確率の方が低いためチェックするのがいいと思います。但しオープンエンドストレートフラシュドロー(例4♠5♠6♠7♠)の時はアウツが15枚あり、リバーまでで役が完成する確率が54.1%もあるため×2でいいと思います。
リバー戦略
リバーでも実戦で得た考察を基に、リバーで自分のカードがボードにヒットして役ができた場合はそれがワンペアであってもチェックしてショーダウンしていいと思います。何も役ができなかった場合は、必ずしも相手も役ができているとは限らず、J以上のハイカードでチェックするのが妥当だと予想します。
考えた戦略を実践してみて
上の戦略でもってやはり$0.5賭けで32ハンドほどプレイしました。結果は$6.25勝ちでした。アクションを2回ほどミスってしまい7♠7♣、T♦K♥ハンドで×4を忘れてしまい、それをしていれば$10.25勝っていたところでした。かなり優秀な戦略といえるのではないでしょうか。アクションの時間が早いのでプリフロップ戦略の表を脇に置いておくといいです。
ディーラー:ANASTASIJA
ここではプリフロップで×4にするところをチェックしてしまったため、$7勝てたところを$5しか勝てませんでした。
KJオフスートは上位15%のレンジですので×4にします。ディーラー資格なしでも$3賭けで$5のリターンです。
フロップでフラッシュドローになりましたが、こういう場合はチェックをします。リバーでフラッシュが完成してショーダウンに持ち込みます。ほぼ勝てますのでこうなったらリバーでのチェックは必ずして下さい。やり始めの頃私はこのようなミスをしてしまったことがあります。
フロップで自分のカードの4がボードにヒットしましたが、ボードにAA4とペアができていますので、その時は相手もボードにヒットする確率が下がりますので、このツーペアは相当強いと見てフロップで×2でいいと思いました。このように考えて修正していけば更に勝率は良くなると思います。
ディーラー:UGIS
自分のカードがボードにヒットしないAのペアですが、キッカーがQでJよりも強いのでリバーではチェックしてショーダウンに持ち込みます。案外ディーラーのカードもヒットしなくキッカー勝負になることも多いです。
Tのスリーカードで勝てそうですが、相手にストレートを作られて負けてしまいました。このように高い役を作っても負けてしまうケースも多々あります。
このように実戦から考察して戦略を考え、また実戦してみて結果を得てどうなったか考え、その都度修正していけば自分なりの優秀な戦略ができると思います。今回は-$8.75から$6.25に大幅改善することができました。
再検証
2023.7.3上記の実戦でどういう結果になるのか再検証してみました。ピナクルカジノで$0.5のベットで30分ほど実戦し、26サンプル取れ、結果は-$1.5でした。やっていていくつか気づいたことがありましたので書きます。
まずカジノゲームはこのゲームに限らず単調で、30分もやっていればすぐに飽きてしまいます。(低額ベットなのでそうなのかもしれませんが。)そしてやっているうちは勝っている感覚になります。現に今回終わった段階で、+の収支かなっと思たくらいです。しかし結果を見て見ると-でした。それはオンラインカジノ側の上手い演出にあることに気づきました。
例えばこれですが、このゲームでこちら側が如何にも$5.5勝ったような感じを受けます。しかしこれはリターン額で、実際は総ベット額が$3ですので、$2.5しか勝っていないのです。負けた時はYou lose $~と出てきませんので、勝った時は大きく見え、負けた時は気にならないのです。オンラインカジノのユーザーに賭けさせる演出の仕方で、どっぷりはまってしまうユーザーからしてみたら恐ろしい効果だと思います。
もう一つこれは前から気付いていたことなのですが、ディラーさんは割とあくびをする人が多い感じがします。この人はDARJAさんという方ですが、何度もあくびをしていました。確かにカジノゲームは単調で、ディーラーも単調な動作ばかりで退屈なのは分かりますが、画面越しにはユーザーがいることを忘れてはいけません。これですとこちらのやる気も失せてしまうのです。ディーラーさんにはプロ意識を持ってやって貰いたいですね。ユーザーは楽しそうなディーラーと遊んでみたくなるものです。