スイートボナンザの当たる確率を実戦より検証する

ボナンザ(Bonanza)と聞くと保木邦仁氏が開発した将棋のソフトを思い浮かべますが、これは当時従来のソフトより格段に棋力が高く、プロでもやられることがあると話題になっていました。2007年の渡辺明竜王との公開対局で、あと一手で投了というところまで渡辺竜王を追い込みましたが、最後の最後で間違えてしまい負けてしまいました。現在の将棋ソフトはもうプロを超えて、プロがツールとして使う時代になってしまいましたが、思えば将棋ソフトはこの時期から非常に早いスピードで進化していったと思います。

この名前を再び聞くようになったのは、Big Time Gamingのmegawaysスロット、Bonanzaが出た時です。そこで改めてボナンザの意味を調べてみると、スペイン語で良い天候、繁栄、豊かな鉱脈を意味し、思いがけない幸運、大当りの意味で19世紀前半ごろからアメリカでも盛んに使われるようになったようです。

今回また新たなボナンザが出てきました。Pragmatic Playのビデオスロットで、スイートボナンザ(Sweet Bonanza)という機種です。絵柄はフルーツでとても男性受けするようには思えませんが、フリースピンにマルチプライヤー乗数が適用され、とんでもなく投機性の高いスロットです。

今回はベラジョンカジノでスイートボナンザベラジョンに挑戦してみようと思います。

 

スイートボナンザの概要とルール

概要

プロバイダー Pragmatic Play
タイプ カスケード(落下)式
理論上の還元率 96.49~96.6%
ベット額 $0.2~50/1スピン
リール 6
レーン 5

ペイラインと言うものは無く、画面上どこでも同じシンボルが8つ以上出ると配当となり、その部分が消失して再抽選となります。これは$1賭けの配当です。

 

フリースピン

ベラジョンのスキャターが4つ以上出るとフリースピンとなります。フリースピンは10回で、絵柄にはマルチプライヤーシンボルが加わります。

マルチプライヤーシンボルには2x~100xまでの数が書かれており、落下の連続が終了するまで画面に表示されており、落下が終了すると配当が乗数化されます。例えば14x、9x、50xと現れ$5勝ちとしますと、5×14×9×50=$31,500の配当を受けることになります。とんでもない破壊力です。またフリースピンはベット額×100で購入することもできます。またベット額を1/4増やすだけで、フリースピン(機能)を獲得するチャンスが2倍になります。

 

操作

①フリースピン(機能)を購入することができます。但し賭け金$1.4(購入額$140)までしか購入できません。

②オンにすると賭け金が1/4増え、フリースピン獲得チャンスが倍増します。

③この機種のルールを見ることができます。

③賭け金を$0.2~$40まで設定できます。(ベラジョンカジノでは上限は$40でした。)またオートプレイは10~1000回転までの他、スピン速度を設定できます。

⑤この機種から離れてロビーに戻ることができます。

 

実戦と結果

ベラジョンカジノでスイートボナンザを400回回してみました。以下条件と結果です。

機種 ハワイアンドリーム
1回転のベット額 $0.25/1スピン(オン)
合計回転数 400スピン
合計ベット額 $100
結果 -$29.51
実戦の還元率 70.49%
フリースピンが当たった数 1回

この手のタイプ(フリースピンにマルチプライヤーが適用されるタイプ)のスロットは中々フリースピンを当てにくいです。これもやはり中々当たらなく、400スピンさせて1回しか当たりませんでした。ベット額の100倍払うとフリースピンが買えますが、そちらの方がコスパが良さそうです。フリースピンで獲得した金額は$9.17でしたので、期待値は購入額の半分以下だと思いますが、マルチプライヤーは破壊力がありますので、大勝する時は凄まじいと思います。

 

スキャターのベラジョンシンボルが4つ出るとフリースピンとなります。

 

これはフリースピンモードです。配当$0.4に対して、6x、6x、2xのシンボルが出ましたので計14倍となり、$0.4×14=$5.6の勝利となります。配当とマルチプライヤー乗数の合計が大きくなればなるほど勝利金額も大きくなり、ここが投機性の高い理由となります。

 

検証

400回転では検証するには少ないですが、兎に角フリースピンが当たりません。練習モードでもフリースピンを購入してやてもましたが、勝つ時は確かにバカでかいです。しかしほとんどはフリースピン代の半分も元が取れませんでした。実戦の還元率は1回フリースピンを当てて70.49%だったため、$0.25賭け(オン)で、1分で$1無くなる計算になりました。

小勝ちが割と多いため、急激に飲まれるというスロットではありませんが、プレイヤーの大半の人は中負け、ごく一部の人が大勝ちという、分散になることが予想されます。小勝ちが割と多いというのは、プレイヤーを大負けさせてもう2度としたくなくなる気持ちにさせないための工夫だと思います。

ちなみにやるなら、オンにしてフリースピン抽選確率を倍にした方がいいと思います。

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