ポーカースターズの遊び方とボーナスコード

 
ポーカースターズの入金ボーナスは$30分の無料プレイか$600上限の初回入金同額ボーナスになります。ライトユーザーは前者をヘビーユーザーは後者をおすすめします。

 
毎週月曜AM3:00に優勝賞金は$100,000超(バイイン$109)のSunday MillionとAM4:00に優勝賞金は$$27,000超(バイイン$11)のSunday Stormが開催されています。

2020.8.20~8.24にバルセロナで開催されるバイイン€26,000のPSPC(Pokerstars Players NL Hold’em Championship)への参加権を賭けたトーナメントが、随時バイイン$2の27人制シットアンドゴーのサテライトより始めることができます。

 

ポーカースターズとは


ポーカースターズとはリアルマネーで賭けれるオンラインポーカーサイトです。オンラインカジノのポーカー(ディーラー対プレイヤー)とは異なりユーザー同士の対戦になります。ポーカースターズはユーザー間で動く金の一部をレーキ(場代)として徴収し利益を上げています。分類的にはオンラインカジノと同じくオンラインギャンブル系で、マルタライセンスを所持して運営されています。ポーカースターズの中にはスロット等のカジノゲームもありますが、やはりオンラインポーカーがメインでこれが目的のユーザーがほとんどです。

ポーカーはスキル半分運半分といった具合で、スキルの占める割合も小さくないので、スキルが控除率分を上回った時利益が出ることになります。この辺がほぼ完全に運のオンラインカジノとは異なり、強いユーザーが根付くゲームです。ゲームの性質としては麻雀に近いです。

2001年より運営されているサイトでフルティルトポーカーを買収してから世界最大のオンラインポーカーサイトとなり、常時プレイヤー数は1万名を超えます。日本でも2010年以降ポーカーに関しての情報が書籍やウェブサイトを通して広がり、急速に普及してきました。以前はエベレストポーカーという日本語対応したポーカーサイトがメジャーだったのですが、今は買収されてなくなりましたので、多くのプレイヤーがポーカースターズへ移行しました。

 

オンラインポーカーの現状

ポーカーはスキルゲームですので長期的には上手いプレイヤーへ金が流れていくゲームです。それゆえポーカーで生計を立てているプロもおり、稼ぐ金額も並外れています。メジャーなライブトーナメントで稼ぐプロもいますが、入賞しないと賞金が入らないため、ほとんどのプロはラスベガスなどで素人の観光客を相手に稼いでいるプロがほとんどでした。

やがてオンラインポーカーが普及するようになりますと、プロはネットでフィッシュ(カモ)を見つけては稼ぐようになりました。オンラインは進行が速く多面打ちができるため、4つのテーブルで同時にプレイすれば1時間で250~400ハンドこなせてしまいます。(1テーブルあたり70~100ハンド。)これがライブですとせいぜい1時間に30~40ハンドです。

麻雀もそうですが、ポーカーはオンラインの普及でより多くのハンドを短期間で経験できるようになりましたので、ポーカー初めてから僅か1~2年でそれまでのライブで稼いでいたベテランプロを凌ぐような若者が何人も現れるようになりました。トム・ドワン等が有名です。

しかし戦術が進歩しその情報も広がるようになりますと、オンラインポーカー自体のレベルも必然的に上がりますので、簡単には稼げなくなってしまいました。今はこのような状態でポーカースターズに限らずオンラインポーカーのレベルは非常に高いです。

ポーカーを長期的に楽しみたいなら絶えず向上心を持ち続け、身の丈にあったテーブルでプレイすれば、経験はやがてバンクロールへと変わっていくと思います。

 

登録

最初にポーカースターズの公式サイトにいきソフトウェアをダウンロードします。Languagesを日本語にすると見やすいです。途中で警告が出るかもしれませんが無視して下さい。

 

ダウンロードし終わりますとログイン画面が現れますので今すぐStarsアカウントを開設をクリックします。

 

Stars IDとパスワードを決めます。このStars IDがスクリーン名となります。アイコン画像を入れることもできます。

 

メールアドレスを入力し、全てにチェックを入れ、アカウントを開設するをクリックすると完了です。ログインされます。

 

設定でアカウント情報を正確に入力して下さい。ストアで得た景品などはこの住所に届きます。

 

ロビー

これがソフトウェアを立ち上げたロビーになります。自信のステータスや設定ができます。キャッシャーから入出金することもできます。またここからやりたいゲームを見つけテーブルを探すことになりますが、最初にキャッシュ、Zoom、6+Hold’em、Sit & Go、Spin & Go、Power Up、KO、トーナメント、Bounty Builder Series、PSPC、イベントのカテゴリーから選ぶことになります。代表的なキャッシュゲームとトーナメントについて後ほど説明します。

 

入出金

ポーカースターズで日本からの入出金を受け付けているのは2019.10.29現在エコペイズしかありません。それも円でのみの受け付けになってしまいます。入金手数料はかかりませんが、円で受け付けドルに変換されるため、為替手数料が2.5%ほどかかります。即時反映です。

出金はエコペイズの入金アカウントに対してのみ可能で、出金額に関わらず時価相場で3000円ほどの手数料が取られます。またドルから円に変換されますのでここでも2.5%の為替手数料が取られます。

以前はネッテラーで為替手数料も無く難なくできたのですが、現状ではこの入出金に対して大きな手数料が発生してしまうのが日本在住プレイヤーにとって大きな負担となっています。

 

初回入金ボーナス

ポーカースターズの初回入金ボーナスは$30分の無料プレイか$600を上限とする初回入金同額ボーナスです。前者はライトユーザー向け、後者はヘビーユーザー向けといった感じです。

 

$30分の無料プレイ

6日間に分けて以下の合計$30分のリウォードが支給されます。

ポーカースターズの魅力を知って貰うためにいろいろなゲームが組み合わされている感じです。例えば$1 Spin & Goは3人のシットアンドゴートーナメントなのですが、賞金は$2~$12000の範囲でランダムに設定されますので1撃で$10000を獲得することも可能です。貰い方は初回入金する時ボーナスコードに「THIRTY」と入力し、$20以上を入金して下さい。自動で反映されます。

 

$600

これは$600を上限とするボーナスですが、3回の入金に分けることも可能です。これはコンプポイントによるボーナスで、ポーカースターズに$1相当のレーキ(キャッシュゲームでもトーナメントでも有効)を支払うことによって5引換ポイントが与えられます。そして180引換ポイントが貯まるたびに$10が入金されていきます。つまり$36払う毎に$10のキャッシュバックを受けるということです。有効期限は入金してから4カ月になります。貰い方は初回入金する時ボーナスコードに「STARS600」と入力し、入金して下さい。自動で反映されます。入金を分ける時は毎回「STARS600」と入力して下さい。

 

コンプポイント

ポーカースターズにはコンプポイントがありSTARS REWARDSというもので表示されます。これはポーカースターズへレーキ$1支払う毎に100ポイント貯まっていき、プログレスバー一杯まで貯まりますとボックスが開き、中からStars Coinやトーナメントチケット、現金が出てきます。ボックスは6種類あり、グレードが高くなるにつれて必要なSTARS REWARDSが上がり、中身も豪華になっていきます。

 

Stars Coinを貯めますとリウォードストアでアクセサリーや衣類、オンラインチケット等を購入することができます。

 

私は以前ポーカースターズのロゴのついたNO LIMITパーカーを購入したことがあります。レアでとても気に入っています。

 

プレイマネー

ポーカースターズにはリアルマネーの他にプレイマネーというものがありこれは言わば架空のチップを使った無料ゲームです。プレイマネーはキャッシャーで一定時間毎に補充できます。プレイマネーですので獲得できるのもプレイマネーになります。面白いことにプレイマネーでレーキも引かれます。最初にリアルマネーでやるのが不安な方はプレイマネーを使った無料ゲームから始めてみて下さい。

 

キャッシュゲーム

キャッシュゲームとは直接お金を賭けてプレイするポーカーです。好きな時に始めて、好きな時に止めれます。ブラインドやアンティが上がるといった人為的要因は無く、その本質は長期的な結果にあります。トーナメントとは違い、飛ばされたとしてもバンクロールが続く限りはテーブルから締め出されるということはありません。短期では運による変動もありますが、最終的には少しでも多く期待値がプラスとなる決断を下した者が勝者となるゲームです。

ゲームの種類はホールデム、オマハ、5カードオマハ、スタッド、ドロー、ミックスと分類されています。中でもメジャーなのがノーリミットホールデム、リミットホールデム、ポットリミットオマハです。

ステークスはバイイン毎に、マイクロ($15以下)、ロー($15~50)、ミディアム($50~400)、ハイ($400以上)と分かれており、その中で更に細かく指定します。

テーブルの最大プレイヤー数もフルリング(7~10人)、ショートリング(3~6人)、ヘッズアップ(2人)から指定できます。

レーキはラウンド毎に徴収されていきます。レーキは3.5~5%ほど徴収されますが、ステークスがどんなに上がっても5%以上徴収されることはありません。

 

トーナメント

トーナメントとは、予め参加料を払ってプレイし、参加者の中で上位者に賞金が分配されるものです。参加料の一部がレーキとして徴収され、残りの金額が賞金として分配されます。ハイステークスになりますと賞金総額が1億円を超えるものがザラにあります。キャッシュゲームとは異なり飛んだらそれでお終いで、言わばサバイバルゲームです。ショートスタックの存在やブラインドやアンティが時間毎に上がるといった人為的要因があるため、キャッシュゲームとは取るべき戦略が異なります。

トーナメントの種類としては主に保証トーナメント(参加人数に関わりなく一定の賞金が保証されたもの)、ノックアウトトーナメント(相手を飛ばす毎に一定の金額が入ってくるもの)、サテライトトーナメント(金額ではなく大きなトーナメントへの参加権を賭けたもの)、シットアンドゴートーナメント(人数が埋まり次第始まるもの)があります。

 

主要トーナメント

毎週月曜日プロモーションの一環として最大級のトーナメントが開催されています。SundayとなっていますがJST(日本時間)では月曜日となります。

Sunday Million

毎週月曜日AM3:00、賞金プールが$1,000,000、優勝賞金は$100,000超のSunday Millionトーナメントが開催されています。$109で直接バイインすることも可能ですが、$1からのサテライトで参加権を勝ち取ることも可能です。

Sunday Storm

毎週月曜日AM4:00開催されており、参加費$11で高額賞金(賞金プールが$125,000、優勝者は$27,000超)を獲得できる最も人気のあるトーナメントです。これもサテライトがあり、$0.33から参加できます。

 

モバイルでのプレイ

ポーカースターズは専用のアプリでスマホでのプレイも可能です。但し移動中など電波の届きが悪くなって切断されることもありますので、リアルマネーでやる時は十分に注意して下さい。

 

多面打ち

ポーカースターズはテーブルを何面も開いて多面打ちすることが可能です。ここがリアルポーカーと大きく違う点ではないでしょうか。ポーカーでプレイに参加するのは大体5ハンドに1ハンドくらいの割合です。4/5は参加するに値するハンドではないのでフォールドすることになるため、このような効率的なプレイができてしまうのです。4~6面でプレイする人はよく見かけますが、強者になりますとデスクトップを2~3台立ち上げ20面でプレイする人もいます。これがオンラインポーカーの醍醐味ではないでしょうか。

 

HUD

オンラインポーカーにはいくつものツールがあり、使いこなすと使っていない相手より情報量が多く、より有利にゲームを展開することができます。代表的なものがHUD(ヘッズアップ・ディスプレイ)で、フィル・ゴードンは「使っていないとしたら、深刻なまでに不利な立場に置かれる。」とまで言っています。これは相手のアクションの統計を取ってくれるツールで、相手のプレイスタイルを教えてくれるものです。データは蓄積されるため、ハンド数が増えれば増えるほどよりバラツキの少ない値になっていきますので、長期的に勝ちたいならやはり使いたいツールです。

これはホールデムマネージャー2というHUDですが、参加率、コンティニュエーションベット率等指定した統計値が出てきて、相手の側に表示されます。

 

ライブイベント

ポーカースターズでは、オンラインで大きなライブイベントの予選もやっています。サテライト式で低額から始められるのがオンラインならではの魅力的なところです。PSPC(Pokerstars Players NL Hold’em Championship)に参加するには通常€26,000($30,000)のバイインが必要ですが、ポーカースターズで予選からやると$2のシットアンドゴーから始められます。$2バイイン27人制シットアンドゴーで優勝し$50チケットを獲得し、次に$1000チケット15枚保証トーナメントでこれを手にし、最後にPSPSメガパストーナメントでPlatinum Passを手に入れればこれが実現します。

サテライトからタフに勝ち上がって大きな舞台で才能を開花させたクリス・マネーメーカーのようなプロもいますので是非挑戦してみて下さい。

 

感想

ポーカースターズをやり始めてもう7~8年経ちますが、やはりオンラインカジノとは違ってスキルがものをいうゲームですので、飽きさせずに続く傾向があります。DORA麻雀と同じような感じです。しかしより短い時間で多くのハンドをこなせますので、麻雀よりかスキルの差が現れると思います。実を言いますと私は20万円くらいは負けているのですが、それでも続けてしまうのはポーカーの魅力といったところではないでしょうか。私はキャッシュゲームもトーナメントも両方やりますが、最近はトーナメントで生き残りを賭けたゲームの方に嵌っています。

ポーカースターズは世界的なサイトで、どの時間にやっっても必ずユーザーはおり、世界中のプレイヤーとオンライン越しにポーカーが楽しめるというのはとても素晴らしいことだと思います。すぐにトーナメントを立ち上げたければシットアンドゴーをやればいいし、高額賞金を狙うならビッグトーナメントに参加すればいいし、効率よくポーカーがしたければ多面打ちをすればいいのです。どのユーザーにも合った遊び方ができるのはオンラインポーカーの魅力で、その中でも世界最大のユーザー数を持つポーカースターズはオンラインポーカーをやりたい方にはきっと希望に沿うと思います。

2019.10.31時点では、日本からポーカースターズを利用する場合、入出金に関する為替手数料等が高いのが唯一の難点だと思います。

 

ポーカースターズ

自分で車検を通す方法ユーザー車検を試みました

昨日自分で車検を通す方法、ユーザー車検を試みましたのでここに書いておきます。

 

高い車検費用

2年に一度受けなければならない車検って結構高いと思いませんか。私は軽自動車なのですが前回は58978円もかかっていました。その内訳を見てみますと以下の通りです。

明細 金額
自賠責保険(25ヶ月) 25880円
自動車重量税印紙代 8200円
自動車検査登録印紙代 1100円
検査代行手数料(消費税込み) 9720円
整備代 14078円
合計 58978円

 

2年毎にこの金額取られるのは結構きついなと思い、以前自分で車検通したらステッカー貰えたという話を聞いたことがありましたので、「自分で車検を通す方法」でぐぐってみました。そしてユーザー車検というのを知ったわけです。メリットは費用を安く抑えられるということです。

 

ユーザー車検に申し込む

早速登録して申し込んでみたのですが、実存している車体番号を入力して下さいと出てきてしまい申し込めませんでした。原因は普通自動車と軽自動車では場所が違うことでした。普通自動車なら国土交通省の自動車検査インターネット予約システム、軽自動車なら軽自動車検査協会に申しこんで下さい。私は軽自動車なのに前者に申し込んだためエラーが出てきてしまったようでした。

  

アカウントを取ってログインし、検査を予約します。車検は継続検査です。予約番号を控えて下さい。

車検は一ヶ月前から受けることができ、インターネット予約は前日からでもできます。私は4日前に申し込みました。当日は車検の切れる前日だったのですが、万が一通らないこともあるそうなので、数日余裕を見るのもいいと思います。

 

用意するもの

自分で用意するものは以下の通りです。私は軽自動車で受けましたが普通自動車も同じです。

用意するもの
(軽)自動車税納税証明書
自動車検査証
自動車損害賠償責任保険証明書
印鑑

※24ヶ月点検記録簿も必要ですが、「点検は後でやります。」と言えば通ります。

 

検査当日

私は第3ラウンドで受付時間が12:45~14:00でしたが、少し前に到着しました。平日なのに意外に混んでいました。

 

必要書類の記入

予約時間内に行き予約確認窓口で書類を3枚ほどいただきます。継続検査申請書、自動車重量税納付書、(軽)自動車検査票です。記入例にならって記載します。

分からないところがあれば窓口で教えてくれます。

 

手数料納付

検査手数料、重量税印紙、自動車損害賠償責任保険料を支払います。私は神奈川事務所に行きましたが、手数料関係は隣の部屋でした。支払った金額は以下の通りです。

金額
検査手数料 1400円
重量税印紙 8800円
自動車損害賠償責任保険料(24ヶ月) 25070円
合計 35270円

重量税印紙は自動車重量税納付書に貼り付けます。自動車損害賠償責任保険料とは自賠責と言われているもので、事故った時対人に対して支払われるもので加入義務があります。尚毎年更新する任意保険は主に対車に対して支払われるものです。

 

検査予約受け付け

(軽)自動車税納税証明書、自動車検査証、自動車損害賠償責任保険証明書、継続検査申請書、自動車重量税納付書、(軽)自動車検査票を揃えて検査予約受け付けに出します。尚ここで24ヶ月点検記録簿のことも聞かれますが「点検は後でやります。」と言えば大丈夫です。確認が取れたら検査票等を受け取り、コースを見学した後、コースへ回るように指示されます。

 

検査の実施

いよいよ検査へ向かいます。私は3コースでした。

 

こんな感じで順番に検査を受けます。点検される箇所は以下の通りです。

ウインカー、ワイパー、ウィンドウォシャー、ハザード、ブレーキランプ、ボンネットの中、車内、排気ガス濃度、ブレーキ、サイドブレーキ、速度を40kmにしてパッシング、タイヤ回り、こんな感じでした。大体は通ると思います。

私の場合は速度を40kmにしてパッシングというのを50kmまで出してしまい、やり直しました。混み具合にもよると思いますが大体30分もあれば終わると思います。

 

車検証とステッカーの交付

検査が終了すると窓口で検査票等を出し、最後に新しい自動車検査証とステッカーを貰い終了です。ステッカーはすぐに貼り付けました。全部通して1時間半も見れば十分だと思います。

 

感想

それほど難しいことはなく安価で済みました。まともに車検を受けるのと比べて、検査代行料、整備料がかかっていないので、前回に比べて58978円-35270円=23708円安く済みました。これなら2年後もやろうと思います。但し自分で整備していないので、エンジンオイルとかは走行距離を目安にガソリンスタンドででも交換しようと思っています。

台風19号ハギビスが残したもの

今回は2019年10月12日、日本を襲った台風19号ハギビスについての雑談です。

 

台風19号ハギビス接近と台風15号の被害

10月の3連休初日の12日、地球規模最大級と言われていた台風19号(ハビギス)が日本に上陸しました。ハビギスはフィリッピンで名付けられたもので、フィリッピン語で「すばやい」を意味します。私がその存在を知ったのが1週間くらい前で、ツイッターで「えげつない台風がきてるな。」というツイートを見た時です。ちょうど北海道旅行から帰ってきた頃で危なかったなと思っていたところです。

 

8日の時点でこの画像を見て愕然としました。15号は先月千葉に大打撃を与えた台風です。住宅は倒壊し、屋根は吹っ飛び、街路樹は倒れ、電柱は折れて、ゴルフ場の柱は民家に倒れ民家は下敷きになりました。1カ月以上経った今も停電が解消されていないところもあります。

私は神奈川に住んでいますが、壁から雨水がしみ込んできて2階の一部がびしょびしょになりました。その時も凄かったのに今回はそれを上回る大きさです。

アメリカでも注目されており、カテゴリーはありえない6と言われ、地球規模最大とまで言われていました。1958年の死者1269名を出した狩野川台風に匹敵するとまで言われていました。前回も凄かったのにこれはただ事ではないと、今回は事前対策をすることに決めていました。

 

鉄柱倒壊した市原ゴルフガーデンです。撤去は今月28日からで、まだ撤去されておらず19号の襲来でさらに被害が拡大したとのことです。

 

台風19号への事前対策

対策は前日の11日(金)にしました。まず今回の台風は最大風速65m/sで、窓ガラスが割れる可能性があるとのことで、家にあるガムテープで2階の雨戸の無い窓を全部貼り付けました。古い家で窓ガラスも薄いのです。ガラスはそれほど大きくはありませんが全部で10枚です。結構骨の折れる作業でガムテープは使い切りました。貼った後は少し部屋が薄暗くなりました。ガムテープは決して窓ガラスの強度を高めてくれるものではありませんが、飛散防止にはなります。

その後は食料調達です。マルエツへ行きましたが昼にも関わらずレジに非常に並んでいました。少し大目に食料を買ってレジで15分ほど並びました。店内を見たところ、ペットボトルやカップ麺が早くも品切れになっていました。

ここで思ったのが、前日は誰でも準備をするため、前々日に準備するのがいいということです。前々日から動く人は案外多くありません。もっとも今回は台風だから分かることで、地震ならそんな悠長な時間はありませんけどね。明日は強風で家から出れないものと考え、豚汁と牛丼を大目に作りました。後停電に備え、懐中電灯も準備しておきました。その日は寝付くのが遅かったです。

 

台風19号ハギビス上陸

12日当日は朝から雨が降っていましたが、雨戸は締めていましたので外の様子は分かりませんでした。ネットの情報とテレビの情報を見て夕方頃より伊豆に上陸するそうです。時折り災害速報がきます。私の住んでいる地域は土砂崩れの危険性より、AM10:00より避難勧告が出ました。近くに小学校も中学校もありますが、大型犬を飼っているので避難所へ行くことは考えませんでした。たまに外の様子を見に行きましたが風も雨も思ったほどひどくは無く、台風特有の生暖かさがありました。

 

台風19号は大型で非常に強く、中心気圧は945hPa、最大速度45m/s、最大瞬間風速60m/sです。

 

お昼を過ぎた辺りから、決して遠くはない多摩川が氾濫しそうだという情報をネットでチラホラ見るようになりました。速報にもきました。多摩川は河川敷が広いため、あれが氾濫するとなるとよほどのことです。ほんまかいなっと半信半疑でした。しかし堤防の高くない所や河川敷が広くない所があって、そこから氾濫してもおかしくはないとは思っていました。

PM6:00頃、伊豆に上陸したあたりから雨と風も一段と強まってきました。家の廊下で一部天井から雨もりがしました。確かに強い雨でしたが、風は15号の時ほど強くは感じませんでした。2階の雨もりは今回は大丈夫でした。PM11:00あたりから雨が弱まってきて行ったかという感じでした。通り過ぎてしまえば普段の台風と同じような感じでした。その日はそのまま眠りにつきました。

 

台風一過後のガムテープ剥がし

次の日は寝坊してしまいましたが、雨戸を開けるとよく晴れていました。台風19号はその後温帯低気圧に変わったそうです。最初にやったことはまず窓のガムテープ剥がしです。多少後が汚くなることは覚悟していましたが、こんなにも取り難いものだとは思っていませんでした。こんなことするんじゃなかったと後悔しましたが、万が一のこともありますし命には変えれませんので、しょうがなかったと思っています。ガムテープのベタベタをどうやって取るべきかネットで調べてみました。マネキンの除光液を使うだとか、酢を使うとかいろいろ出ていました。最初は食器洗い用の洗剤を使いましたがダメで、次に消毒用アルコールを使いましたがこれもダメ、最後にハンドクリームを使いました。これは効果ありましたが根気はいりますし力も使うため指が疲れます。

 

左はハンドクリームで拭いて綺麗にした方の窓、右はこれからする窓です。1枚につき1時間半はかかりました。この作業が大変なので養成テープを用意しておくべきだったと悔やみました。もっとも前日では売り切れて手に入りませんでしたが。あまりにも大変なので1日1枚することにしましたが、これでも10日かかります。(実際にはあまりにも大変で1日半枚ペースになってしまいました。)

次は外の様子です。まずは氾濫したという多摩川を見に行きました。家から自転車で25分くらいの距離にあります。

 

多摩川と武蔵小杉の様子

PM4:00近くですが、これは多摩川のガス橋付近の河川敷です。川は写真には写らないくらい向こう側なのに、大きな水溜りがあります。この水溜りは当然普段はありません。普段は少年野球とかサッカーの広場になっています。堤防のすぐ下まで草が泥を被っており、こんなところまで濁流がきたのかと思いました。

 

そのまま冠水したと報道があった小杉方面へ向かいました。普段は散歩コースに利用しているところですが、道路がいつになく汚くなっており冠水したのが伺えます。自転車も道路との摩擦が大きく走りにくかったです。この交差点で交通規制をやっており、直進と右折は禁止でした。

 

これはNECの本社付近ですが、冠水の高さを物語っています。しかし引くのも早いんだなと思いました。

 

武蔵小杉駅のバスロータリーですが、さすがに機能していませんでした。

 

駅前は普段よりも人が多いくらいでした。

 

これは先程の交差点を直進した所の付近ですが、泥が溜まっており交通規制するのも分かりました。この泥が近隣の住宅にも入り込んだみたいで、総手で処理にあたっていました。どうも下水の水圧が上がって溢れてしまったみたいです。

 

最後にマルエツに寄りましたが、その日は全体的に品不足でした。

 

被害状況

台風が去ってから3日が経ち被害の全容も明らかになってきました。10月15日時点で死者74人、不明者12人と出ていますが、日を追う毎に増えていっています。中でも福島県で26人、宮城県で14人と河川の堤防決壊による浸水で、逃げ遅れた高齢者が犠牲となるケースが目立っています。

以下各地の被害状況です。

武蔵小杉ー下水の水圧が高まりマンホールから溢れる形で冠水しました。

高津区ー多摩川の水かさが増っして、支流の平瀬川の水が行き場を無くしてあふれ出たため、この辺のエリアが浸水しました。

世田谷区ー多摩川の堤防のない所から氾濫し、周辺道路が冠水しました。

長野市穂保(ほやす)地区ー千曲川の堤防が70mに渡って決壊し民家が濁流に飲み込まれました。

福島ー阿武隈川とその支流など福島県内の25河川が氾濫し、流域の20市町村で浸水しました。

宮城ー河川の氾濫などで大規模な浸水被害に見舞われた宮城県内の被災地では、土砂崩れにより道路が寸断し、被害の全容が掴めていない状況です。

 

八ッ場ダムの奇跡

利根川上流の吾妻川で、建設中で試験貯水中の八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)が12日から13日にかけ、一昼夜でほぼ満水になりました。これによって利根川水系の人々を水害から守る形になりました。

 

台風19号が残した教訓と課題

台風による被害はほとんどが水害によるものです。台風の多い日本ですからやはり堤防やダムの重要性というのが浮き彫りなる結果となったと思います。その他に川の水かさが増っした時どのように逃がすのか、あらかじめ経路や水瓶を確保しておかないと今回のような規模の台風には太刀打ちするのは難しいと思いました。

また台東区の避難所が住所不定の男性2人に対し受け入れを拒否したということで、今後ホームレスへの対応が課題として残りました。またペットをどうするかも難しい問題です。同じ命ですからそれらの受け入れ先もあって然るべきだとは思いますが、衛生面等でクリアしなければならない壁は高いです。

 

災害ゴミ問題

台風19号の被災地では、泥を被った家具などの災害ゴミが増え続けており自治体を悩ませています。環境省は数百万トン発生すると予測し、処理には2年かかると見越しています。19日時点で住宅約400棟が全半壊し、約2万4千棟が床上浸水しています。環境省は1棟につき全壊で110トン、床上浸水で4.6トンのゴミが出ると推定しています。 追記2019.10.20